みなさんがよくご覧になるような図ですが、少しわかりやすいように工夫してみました。
角質層があって・・・表皮があって、表皮の下が真皮・・・という図です。
ちょっと変わった見方をしますと、私たちの肌は、木と”逆”なんですね。
無添加住宅の社長さんの”木のお話”、読んでいただけましたか?
『木は外側(樹皮に近い)ほど細胞が若く生きていて、芯に近くなるほど古くて死んでいる』というお話(キラリな生活ブログ。12月28日号)
・・・私たちのお肌は、基底層で生まれた赤ちゃん細胞が、育つにつれて肌の外側に出て行き、やがて角質となって肌の表面となり、最後に死ぬとアカになって落ちてゆくわけです。
つまり、内側ほど新しく(若く)、外側になるほど古い細胞というパターンで、木とは正反対の構造なんですね。
基底層からスタートして角質までが、お肌の細胞が育ち、年を取ってゆく過程・・・”ターンオーバー”と言われる段階です。
このターンオーバーの期間は、ご存知の通り28日~30日とされています。
赤ちゃん細胞の時ほど、毛細血管から栄養(エネルギー)をしっかり吸い取って育ってゆく必要があります。
→身体を動かしたり(運動やマッサージも含む)、冷やさないようにしたり、”バランスの良い食生活”を通じて、循環を良くし、適切な栄養を細胞に与えてあげることが、お肌の健康に大事ということです。
細胞が育ってゆくターンオーバーの期間、特にその間の生活リズムが大事になります。
→寝不足、運動不足はもちろん、不規則な(&偏った)食生活が、細胞が自然に角質化してゆくリズムを乱す原因になります。
リズムの乱れた生活は、間違いなく疲れをためて(疲労の蓄積)、ストレスへの防御力を下げます。
”ストレス”と”疲れ”は別のものではなく、表裏一体、つまり、”疲れのたまり”と”ストレスを感じる程度”は強く関係します。
疲れやストレスを感じるときは、どちらにしても生活リズムが乱れていることの証拠。そんな時にはお肌のターンオーバーリズムが乱れている、と考えてください。
一生懸命スキンケアしても、いっこうに効果が上がらないと感じる時がそんな時です。皆さんの事情があって、そう簡単には生活リズムを元に戻すということは難しいのかもしれませんが、生活スタイルを見直し、まずは疲れをためないようにする事が、お肌の健康への近道です。
皮膚組織を外敵から守っている角質層近くになるほどスキンケアが大事になります。
→紫外線や乾燥、寒さへの対策も含めて、スキンケアが大事なことはいうまでもありませんね。(ゼロポジション)