”野菜パパイヤ(青パパイヤ)”に多く含まれる酵素は、パパイン酵素といわれます。
(しかしパパイン酵素は、熟した”果物パパイヤ(黄色)”の頃には分解されてほとんどなくなります。)
女性はよく知っていると思いますが、クスミとりや美白用のスキンケアなんかに配合されているアレです。お肌には・・程度でいうと・・かる~いピーリング効果があるんですね。
酵素(エンザイム)って?
なぜピーリング効果があるかというと・・・ここですこし”酵素”のお話。
酵素はエンザイム(enzymes)と言われます。この言葉聞いたことあるでしょ。
酵素とは分子でできた小さな小さなハサミのようなもの。何を切るかって? デンプンやたんぱく質、脂質を切ります(=分解します)。
身近なところでは、口の中にはツバがありますが、ツバの中には”アミラーゼ”という酵素が含まれます。
小学校の理科の実験で、おイモのデンプンを口の中に入れておくと、甘くなったこと覚えていますか?
デンプンが、ツバに含まれるアミラーゼで糖に分解されて甘くなる実験。
お米をよ~く噛んでいると甘くなるのも同じ原理。
牛乳(たんぱく質)を噛むように飲むと栄養が吸収されやすくなるというのも酵素の働き。
もうひとつ。納豆にダイコンオロシを入れてかき混ぜると、ネバネバなくなりますよね。
納豆のネバネバ(たんぱく質)がダイコンオロシの中のジアスターゼという酵素で分解されるから。
こんな酵素ですが、約3000種類あると言われています。
私たちの身体(細胞)の中にもたくさんの酵素が。酵素のおかげで生きてゆくことができます。(最先端の遺伝子工学では酵素の研究が大きなテーマです)
パパイン酵素
パパイン酵素は、酵素の種類ではなく、青パパイヤからとれる液に酵素の働きがある、ということでその名がつきました。
パパイン酵素には、代表的なものだけでも、たんぱく分解酵素「プロテアーゼ」、脂肪分解酵素「リパーゼ」、デンプン分解酵素「アミラーゼ」などが含まれています。
食品分野では肉の軟化剤が主ですが、ビールの製造工程(清澄剤)で利用されたりしています。
パパイン酵素は、死んでしまった皮膚の組織だけに働き、生きている健康な組織には作用しない点で優れており、医療分野では切り傷や火傷の治療にも利用されます。
美容の分野でピーリング効果があると言ったのはこの点です。古くなって死んだ角質を取り除いてくれる効果があります。(皮膚の角質はタンパク質。皮脂膜は油分を含みます)
パパイヤ実験で、なぜ大量の脂が流れ出たのでしょうか?
パパイン酵素が働いて、豚バラ肉のたんぱく質の筋繊維を分解(肉を軟化)させ、脂が流れ出やすくなったものと考えられます。
アドバイザーのドクターマッキーの指摘では、酵素の働く温度(30~50度)から考えて、そのような結論をすることはまだ慎重であるべきですが、結果からみると酵素が何らかの形で作用しているのでしょう。とのお話(マッキーは科学者ですから何事にも慎重なんです)
沖縄の人の長寿の秘訣のひとつ
パパイヤイリチーの実験を通して、沖縄の人たちがなぜに長寿か?
その秘訣のひとつを突き止めた!!ということにしておきましょう(笑)
まず、あれだけの脂が出るんですから、第一にカロリーオーバーにならなくて済みますもんね。
で、肝心の野菜パパイヤは!
以前より、百貨店や沖縄の食材店で手に入りやすくなっています。(ゼロポジション)
れいこさん、いつもありがとうございます。
酵素(こうそ)ってタクサンありますね。
ホントは2~3万種類とも言われているんですよ。
実は、酵素は、ミネラルのまわりにタンパク質が巻きついた構造になっていて、その巻きつき方ひとつで種類(働き)が変わるので、実際にどれくらいあるかは、まだよくわかってないそうです。
酵素は、ダイコンおろしが納豆ネバネバをとるように、単に接触するだけで、その物質を他の物質に変えてしまう性質があります。
遺伝子工学の分野では、医薬品などの有用物質の生産のために、酵素がホットなテーマになっています。
今年もよろしくお願いします。m(_ _)m
投稿情報: キラリ | 2007/01/09 12:35
酵素って約3000種類もあるんですね!!
投稿情報: れいこ | 2007/01/09 09:07