今年4月から、40歳から74歳の成人を対象に特定健診(specific checkup)、通称メタボ検診が義務化されます。
そのせいでしょうか、昨年あたりから太った人のことを「メタボちゃん」と言うのを聞くようになりました。
「メタボ」とはメタボリック症候群(metabolic syndrome)を日本語で勝手に短かくしてしまった和製略語で、英語の metabolic は「(新陳)代謝の」という意味であって決して太りすぎだとか内臓脂肪(internal fat)だとかいった意味はないのです。
日本ではメタボリックシンドロームを「内臓脂肪症候群」と訳して(?)いるようですが…。
メタボリック症候群(metabolic syndrome)とは代謝が適切に行われないために余分な脂肪や過剰な栄養素が体内に溜まりすぎて起こるいくつかの良くない症状(symptom)をまとめた呼び方で、肥満を示す病名ではないのです。
それでもおなか周りが何センチ以上だとメタボ検診に引っかかる…などと言われるとメタボ=太っているということになってしまうのでしょう。
「太った女性」は英語で a fat woman で間違いではありませんが、あまりに露骨な言い方なので、遠まわしに a plump woman (ぽっちゃりした人)とか a stout woman (体格の良い人)と言うことが多いようです。(ゼロポジション)
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