【乾燥スカスカ肌と気化熱】
お肌の乾燥と冷えが関係する理由。
乾燥した肌はスカスカのお布団と同じ。
カラダをいくら温めても熱がどんどん逃げてゆきます。
熱だけでなく水分が逃げてゆくときに気化熱が体温を奪いますから、さらに冷えてゆきます。
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【ボディまわりの”かくれ乾燥肌”】
ご覧の皆さんで、冷えと肌乾燥の関係を何となく感じている人も結構いるのではないでしょうか。
しかし、2つをはっきり関連付けて理解している人、ましてやケアしている人はほとんどいないでしょう。
お顔だってそうですが、カラダになると余計に乾燥を自覚しにくいものです。
たいてい、かゆくなったり、粉がふいて気が付く、という感じではないでしょうか。
【カラダの肌乾燥をチェックする方法】
まずご自分のカラダの肌の乾燥具合を、チェックする方法を紹介します。
(1)腕の上腕部の裏側(わきの下の腕側)をよく見てください
(2)次に足のスネ(スネからふくらはぎ横まで)の部分をよく観察してください
肌は同じ状態ですか?
ほとんど、いや、すべての人がNOと答えるでしょう。
なぜなら(1)は自分のカラダの中で最も生活の影響を受けてこなかった肌で、逆に(2)は最も影響を受けてきた肌であるからです。
皮膚の専門家などは(1)をカラダの中で一番ベビースキンに近い、理想的な肌状態と言います。
腕の上腕部の裏側というのは紫外線や寒気が当たらない部分である他、汚れにくく過剰洗浄などの外的な皮膚ストレスを最も受けにくい肌なのです。
生まれたてに近い状態だからこそのエピソードですが、紫外線対策のSPF値というのは、実は研究技術者たちのこの部分の肌を使ったテストで決められています。
一方、(2)は最も環境の影響を受けやすい、つまり、乾燥しやすい肌と言えます。
なぜなら、子供のときから長期間、外部の環境(紫外線や寒気など)にさらされていたけれども、顔にくらべて(丁寧に)ケアされてこなかったからです。
また下肢は血流末端にあること、特にスネは脂肪が薄く元々冷えやすいなどの条件が重なり、カラダの中では最も過酷な状態におかれている肌と言えます。
(1)と(2)を比較してみて、ご自分の肌の乾燥した状態というものを確認してください。
(2)で、ツヤツヤしているほどなら、冷えやすいスカスカふとん状態の乾燥肌です。
掻いた後があったり、カユミがあればお肌がケアを求めている状態です。
次回は、足先冷えの対策について(ゼロポジション)