黒糖はサトウキビからそのまま作られたもので、鉄分、カルシウム、マンガン、亜鉛、等のミネラル分やビタミンB2、-βカロチンなどを含みます。
漢方の見地からは、
・散寒駆風(寒気を追っ払う)
・活血消腫(血行を良くして、むくみをとる)
・暖肝止痛(体を温め、寒気による痛みを和らげる)
今の世の中、ダイエットの敵、糖分控え目が叫ばれる御時世ですが、糖分は肝臓の機能には欠くことのできないもので、適量をバランス良く摂取することが健康維持のためには重要です。
女性には、胃痛を治めたり、婦人病を治す働きもあると考えられてきました。
これからの季節、温度差についてゆけずにくしゃみ、鼻水・・・・風邪かな?の時にポカポカとカラダの内から温まり、風邪も退散の一品をご紹介しましょう。
◆黒糖の葛湯
黒糖 5~6個 (生姜やヨモギが入ったものなら、なお良し!)
くず 大さじ5~6杯
水大さじ 6杯
熱湯適量
<作り方>
1、大きめの器に黒糖、葛粉、水を入れてよくかき混ぜる
2、1で沸騰したお湯を少しづつ加えてゆく。(一度に入れない事、早くかき混ぜない事)
3、加えながら溶き合わせ、ツヤが出てきたら熱いうちに召し上がってください
※お湯の温度が低いと白く濁って、滑らかさがありません。
よく沸騰したお湯を使うことがコツ!
焼酎に黒糖をとかしたお湯を加えると、一日のお勤めご苦労様のホッコリ焼酎に早変わり。
カラダも温まり、これからの季節、風邪知らずでシ-ズンを通せますよ!(松田昇、東洋医学研究家、薬剤師)
コメント