お肌本来の紫外線防止機能をSPFに換算しますと「2~3」とされています。
※SPF=サン・プロテクション・ファクター
ここで先日のブログ記事を思い出してください。
SPF1とは20分×1=20分間日焼けを防止する。
SPF30なら20分×30=600分間(10時間)日焼けを防止する。と報告しましたね。(UVBに対する効果)
で、お肌本来の紫外線防止機能をSPFに換算しますと、SPF2~3で、20分×2~3=40分~60分間、日焼けを防止するということになります。
ここでいう40~60分がミソです。
この時の紫外線の強さは、全国にふりそそぐ紫外線量の1年間の平均値を使います。
日本なら、紫外線量が一番多い6~7月と、一番少ない12~1月の間の平均値、
・・・そうですね、春3~4月、秋10~11月あたりの紫外線量に対して40~60分の日焼け防止効果、ということになります。
つまり春や秋でも、屋外で普通にしていれば、40~60分で赤く焼けてくるということです。
SPFって紫外線量の平均値をもとに算出されていることをお忘れなく。
最後に参考情報。
日本で一番紫外線量が多い時期に、一番多く降り注ぐ地域で測定した場合でも、SPF47位で充分という報告もあります。
SPFの大きな数値に惑わされて、高額な商品を買う前に、知っておきたいお話です。
一般的に(あくまでも一般的に)皮膚科医などは、高いSPF値のものを使うよりも、10~20のものを、こまめに(洗い落としながら)使用するのがベストと考えているようです。