今回と次回は、一番多い混合肌を詳しく見てゆきます。
肌タイプを回答した5000人の女性のうち約1400人には、エステティシャンが肌タイプの観察&判定を実施。
つまり、本人が答えた肌タイプと、第三者が観察して判断した肌タイプが、どの程度一致しているのかを見ることができます。
図は「自分は混合肌」と回答した女性(約700人)の肌を観察して、エステティシャンがどの肌タイプと判断したかを示すものです。
エステティシャンの評価と一致した人は45%でした。(一致率は15~24才で63%、25~34才で40%、35~44才で50%、45~54才で52%)
つまり、エステティシャンが混合肌と思っている人の肌を見て、乾燥肌タイプなどの違う判断をする例が55%もあったということです。
この結果は、次のことを物語ります。
エステティシャンのような美容にかかわっている人は、Tゾーンの脂性よりも、ほおや目もとの乾燥に注目しているということ。
アンケート(女性、約50名)では、『混合肌は混合肌』という意見が過半数でしたが、実は乾燥が部分的に進んでいるという面を忘れがちではないでしょうか。毛穴が汚れたり、テカったりすることに意識が行くので、ついつい忘れがちになっていませんか。
たぶん、このような意識のズレが、自分に合う化粧品やスキンケアがないと思っていることの理由のひとつになっていると考えられます。
混合肌という言葉によって、どちらかというと脂性の方に気をとられ、乾燥している(しやすい)部分の対策が遅れがちになります。
このあたりは図の中の赤い矢印で示したように、15-24才で高かった一致率が、25-34才で急に下がる様子でうかがうことができます。まさにお肌の曲がり角。
20代後半になれば、ほおや目もとの乾燥部分を優先してケアしてあげることで肌トータルの満足度は、これまで以上にアップするのではないでしょうか。
特に35-54才の女性で混合肌と考えている女性には、“乾燥優先”のケアに切り替えることをお勧めします。
では、このような人たち-混合肌の人たちのスキンケアはどうすればよいのでしょうか?
次回、美容の統計学の観点から、年齢別にいくつかの提案をしてみたいと思います。(ゼロポジション)
見た目、どうしてもテカリに行きますね。乾燥してくすんで見えるのは、テカって見える部分との対比で、しずんで見えてしまうというのも一因のようです。
投稿情報: キラリ | 2007/11/23 05:19
なるほど!
乾燥よりテカリが気になっていましたが
よく鏡を見れば、乾燥してくすんでいる頬が
とても気になります。
(若い頃と比べて鏡を見る回数が激減!)
これからは意識して保湿してみます。
スキンケアのアドバイス、楽しみにしています(*^^*)
投稿情報: mieharu | 2007/11/21 11:36