●梅干の酸が皮下脂肪を分解
日本人の食生活とは切っても切れないのが梅干です。
梅干は皮下脂肪を分解するので、正しい知識を持つ事が重要です。
やせ型の人が食べ続けるとよくありません。
梅干にふくまれている酸は唾液や胃液の分泌を促進するので暑い夏の食べ過ぎや飲み過ぎにはピッタリです。
ウエストが出ている体型には欠かせませんね。
不活発な胃の働きを助け胴周りについた皮下脂肪を分解します。
梅は酸味で「収れん」の性格があり体内にこもった余分な熱のある方や血液がドロドロで高脂血症の方には大変よいものです。
しかし気の巡りの悪い原因で血行の良くない「気滞うっ血」の方はそちらを優先すべきで、梅干は控え目に。
だいたい一日二個から三個がいいでしょう。
●特性を生かす料理
きゅうりや大根、かぶ等の野菜を薄く切って、わかめを水でもどしたものといっしょに梅干しの果肉であえます。(塩は使わず、梅干だけの塩味で調味してください。)
●高血圧・動脈硬化によい「いわしの梅肉焼」
イワシ2匹
梅干4個
塩・コショウ少々
いわしを開き、布でふいて水気を良く切る。
梅干しは梅肉にしておく。
いわしに塩コショウで味付けし、開いた中に梅肉をを塗り小麦粉をまぶします。
フライパンで油を熱していわしを焼けば出来上がり。
これは梅のクエン酸といわしのタウリンとを組み合わせコレステロ-ルの降下や抗老化作用、血圧降下作用などの働きを発揮させ、梅が青魚の臭みを消し、食欲を高める一品です。(松田昇 東洋医学研究家、薬剤師)