美容の統計学(※下記参照)で以前に書いた肌タイプのことについて整理しました。(右の「美容の統計学」カテゴリーからクリック検索できます)
★肌タイプを脂性と乾燥の間でシンプルに考える(敏感肌は別の次元で考えるべき)
★(1)で肌荒れを起こしているのがニキビ肌
★(5)で肌荒れを起こしているのが乾燥荒れ肌(おそらくアレルギー肌も含む)
★生まれつき乾燥肌(体質)の人は除き、誰でも年齢とともに(1)から(5)に段階移行する
★大人ニキビ(アゴニキビを含む吹出物)は(4)で起こりやすい
さて、前回、どちらも典型的な「かくれ乾燥肌」として紹介したAさんとBさんの例。
Aさんは、テカリ・ベタつきが気になってあぶらとり紙を手放せず、使い過ぎて肌を荒れさせています。
Bさんは、アゴニキビとニキビは同じものと考えて、ティーンニキビ対策用のアイテムを使って上手くいきません。
ちなみに、二人とも若い頃ニキビ肌で悩んでいたこと、どちらも皮脂系の悩みがあることから、今現在でも自分の肌は「やや脂性」と考えていました。
表のデータをもとに、Aさん(30代前半)はあぶらとり紙で肌荒れを起こす状態から考えて、Bさん(40代半ば)は年齢的に考えて、どちらも(1)や(2)でありません。おそらく(3)か(4)です。
そこで、チェックしてもらうと(9月2日号で紹介のものから精度を上げたもの)、二人とも「やや乾燥」という判定(=肌タイプ(4))になりました。
この結果から、二人には保湿(潤いを与える)も意識したスキンケアに切り替えるように提案しました。
一言で言うと、構いすぎて皮脂を取り除くことに一生懸命にならずに、保湿しながら皮脂をコントロールするスキンケアを提案しました。
次回(9月19日)は、かくれ乾燥肌のスキンケアとそのポイントについて紹介します。(ゼロポジション)
※美容の統計学
5000人の女性のデータから生まれました。
100人の女性がいたら、そのうち約70人以上に当てはまる肌や健康の傾向があります。そのような傾向から肌と健康についての悩みやトラブルを解消する方法を探そうとしています。「かくれ乾燥肌」の発見と報告はそのひとつです。
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