かくれ乾燥肌は、なぜ起きる(隠れる)のでしょうか?
男女共通で、わかりやすく言うと、一般的には、皮脂コントロールの方が見た目にかかわるので、乾燥(部分)コントロールの方に意識が向かなくなるからです。
そういう状態は、
・毛穴の汚れやツマリの解消
・顔のベタつきやテカリの抑制
・アゴニキビなどの吹出物のケア
などを一生懸命している人ほど起きやすいです。
いずれも、誰にもありがちですが、これらは、私は混合肌タイプだという人に多いです。
以前報告しましたが、混合肌の人は(女性の)約半数いますので、かくれ乾燥肌の人も、それなりの多数派ということになります。
もちろん、自分は脂性肌、敏感肌タイプという人にも、ある程度見られます。
前号で、かくれ乾燥肌の人には、お化粧やスキンケアで肌トラブル(肌荒れや敏感肌)を引き起こす人が多い、と紹介しましたが、なぜそうなるのか? どんな人がどんな風にトラブルを引き起こすのか?
よくある例として、2つほど紹介しておきましょう。
【あぶらとり紙使いすぎ。Aさんの場合】
Aさんは30代前半。いつもテカリやベタつきが気になります。特に夕方。
若い時にニキビで悩んだ経験があり、今でもやや脂性肌(混合肌)だと思っています。ので、あぶらとり紙は手放せません。
目元やほおの赤みと荒れ(軽い炎症)がずっと気になっています。
【アゴニキビが気になる。Bさんの場合】
Bさんは40代半ば。若い頃はニキビ肌で、いまでもニキビアトが気になります。
その体質的な影響か、頻繁に出るアゴニキビが気になります。
相変わらずの脂性(混合肌)だと、アクネケアアイテムを色々試していますが、刺激が強く、自分に合ったものが見つかりません。
↑↑どちらも、典型的な「かくれ乾燥肌」パターンです。
なぜかと言いますと、年齢的に考えても、それなりに乾燥部分が広がっているはずです。(肌は年齢とともに確実に乾燥してゆく。前回)
にもかかわらず、若い頃のニキビ肌感覚の延長で皮脂対策オンリーなので、乾燥部分の肌バリアがさらに壊れた(荒れ肌)状態になっているものと考えられます。(以下続く。ゼロポジション)
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