例えば、日焼けで赤くなる人。黒くなる人。
赤くなる人でも、皮がむけてしまう人。そうでない人。 というふうに分かれてゆきます。
皮膚の専門家によって、日焼けの仕方で、3つの肌タイプがあると言われています。
日焼けの 肌タイプ |
赤い日焼け (サンバーン) |
黒い日焼け |
タイプ1 | 強い | ほとんどない |
タイプ2 | ふつう | ふつう |
タイプ3 | ほとんどない | 強い |
中でも、タイプ1の人は、特にUV対策が必要とされています。
もともと、紫外線の防御能力が弱いために、サンバーン(赤い日焼け)に関係するUVA波長の影響を受けやすく、
他の波長、UVA(光老化に関係)やUVC(光発ガンに関係)の影響も受けやすいからです。
ただし、UV対策とは、UVケアアイテムを使うだけではありません。
できるだけ紫外線を浴びないように、衣服に注意したり、日傘やサングラスを着用するなどのトータルな対策が必要ということです。
また、タイプ1だからSPF値やPA値が高いUVアイテムが良いという考えは、逆効果になりかねません。
どんな人でもSPF15を標準に、TPOで使い分け、コマメ(2~3時間ごと)に洗浄・塗布を繰り返すことが大事です。
「SPFやPAの高いものでより効果的に・・・」と思うのは人情ですが、効果の高いものほど、紫外線を吸収したり、反射したりする原料が高濃度に配合されています。
それらの成分は、皮膚になじまず、毛穴を塞ぎます。
肌に塗られている時間が長くなるほど、それだけで肌ストレスになりますから、コマメに洗って塗り直すのが基本です。
特に、UV成分が配合された下地やファンデーションを使い、その上に、UV効果の化粧水やクリームを重ね塗り・重ね使いするパターンは要注意。
トータルで過剰使用ですし、そこまで塗り重ねてしまうと、それに応じて丁寧に洗わないと、通常のクレンジングや洗顔料では、毛穴の残留物は落とし切れません。
その上、水辺のシーズンということで、耐水性のあるウォータープルーフアイテムを使い始めると・・・。
UV対策を始めてから、かぶれたり、そこまで行かなくても、オイリーっぽくなったり、毛穴のトラブルが増えるのは、UVアイテムの使い方に問題があります。
何も、それらのアイテムを避けるべき、ということではありません。
重ね塗り・重ね使いをするのなら、それにふさわしいように”洗いの質”を上げてゆく必要があります。
(ゼロポジション)