アンチエイジングドッグという言葉を聞いた事がある人も増えているのではないでしょうか?
アンチエイジングは、直訳すると「抗老化」「抗加齢」という意味ですが、この分野を医療の領域としてとらえ、医学的な観点から老化をとらえるのがアンチエイジング医療です。
そして、主に現在健康な人が、自由(自費)診療で自分の老化度を検査し、来るべき老後においても高いQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を維持する(老化による不調や不便を予防する)ことを目的としてドクターが医療を行うのがアンチエイジングドッグということになります。
ここで勘違いしてはいけないのが、アンチエイジングは決して不老不死の世界を目指すものではないということです。(それは無理ですし。。。)
本来的な意味としてはむしろウェルエイジング(健やかに老後を迎える。過ごす。)の方が近いのかも知れません。
数年前からオフィス街や都心部を中心にアンチエイジングドッグを標榜するクリニックが増えてきています。
具体的には、骨年齢、筋年齢、血管年齢、神経年齢、ホルモン年齢などを検査し、(総合的に)老化度を測定し、必要に応じて治療・投薬の他、薬物療法(抗酸化療法やHRT-ホルモン補充療法など)、食事療法、運動療法、精神療法、そしてサプリメントの提供や指導・アドバイスなどを行います。
クリニックによってメニューやサービスは異なります。
従来の医療の枠組みを大きく超えていることでわかりにくく、また女性にとってアンチエイジング医療と美容医療は重複する部分もありますので、利用前のメニューチェックはもちろん、ある程度の事前知識は必要です。
アンチエイジング医療に関連する学会やホームページもありますので参考にご覧ください。アンチエイジング医療の広義の概念には再生医療も含まれたりします。 (ゼロポジション、このシリーズ終了)