最初に、みなさんにふたつの質問をします。気軽に答えてください。
①乾燥肌に一番近い肌のタイプは?
ア、普通肌 イ、混合肌 ウ、脂性肌 エ、敏感肌
②”肌の乾燥”の自覚は加齢とともに・・・
ア、ふえる イ、へる ウ、かわらない
みなさんの答えはどうでしたか?
勿体ぶって正解とは言いませんが、ゼロポジションの5000人女性データから割り出した”答え”は。。。
その前に、5000人という大きなデータになれば、日本女性全員(統計では母集団といいます)の姿を、99%の確率で予測する精度があります。
私たちの答えは、①はエの”敏感肌”、②はイの”減る”です。
特に②は意外だった人も多いと思います。
だって年齢とともに乾燥が進むって聞いたことある人が多いでしょうから。
しかし、女性自身がその年齢になって、自分の肌をどう感じているか?という主観の世界では、特に中高年世代になるほど、自分の肌は乾燥していない(つまり敏感や混合だ)と考える傾向がある、ことがデータから読み取れます。左の図をご覧ください。
ヨコ軸が年齢層(才)、タテ軸が回答率(%)です。
本人が”肌の乾燥が気になる”と回答した率を年齢別に並べたピンクの線。同じ本人の肌をエステティシャンが”乾燥肌”と判断した率を年齢別に並べたオレンジの線。
年齢とともに肌の乾燥が進むとエステティシャンは判断しているのですが、本人が乾燥肌であると思う率は、年齢とともに減っています。
スキンケアが合わないと感じている人は、特にお肌の曲がり角といわれる20代後半、40代半ばに多いですが、この乾燥肌が進み始めたことに対して気が付かない・わからない、といったあたりに、その原因があると考えられます。
質問①の答えの根拠は次の通りです。
エステティシャンが5つの肌タイプを判定したデータに基づいて計算し、乾燥肌から順番に並べてみると、乾燥肌→敏感肌→混合肌→普通肌→脂性肌 となりました。
乾燥肌に一番近いのは敏感肌でした。
しかし敏感肌というのは、肌の水分量(皮脂量)以外の要素も含まている可能性が高いため(アレルギー性皮膚炎・アトピーも含める人もいます)、乾燥から脂性までのひとつのモノサシにはまりにくい肌タイプだと言えます。
またもっとも多数派の混合肌も、人によって、また体調や季節などによっても感覚や状態が違うため、エステティシャンなどの第三者が評価をしてみると、乾燥肌など別のタイプに分類されることが多い「ハズレの多い」タイプです(ゼロポジション)