旬の食材5月16日号でご紹介した和歌山県・観音山レモン
その嫁ぎ先のひとつに大阪市内の洋菓子のお店があると知り、さっそく、(食べるの大好き!)デザイナーのかっこちゃんとお邪魔してみましたv(=∩_∩=)
五感(GOKAN)・北浜本館。
地下鉄堺筋線、北浜駅の階段を上がるとすぐ、大通り(堺筋)の向こうに石造りの重厚な建物が見えます。
北浜といえば証券の街、ビジネス街のど真ん中にあって、独特の雰囲気。。。
とっても洋菓子屋さんとは思えない建物。
失礼しました!m(_ _)m 本格スィーツのお店でした。
大正11年に建築されたこのビルは、かつて銀行だったとか。
五感・北浜本店として改装され、オープンして約2年。
皇居二重橋や奈良ホテルなどで知られる河合浩蔵氏の設計で、NHKでも名建築のひとつとして公開されたこともあると言う、まさに由緒ある建物。
店に入った瞬間、何より感動したのは、見事な吹きぬけ!
別世界のような広い空間に洗練されたインテリアとレイアウトの美しさは、それだけで訪れる人の目を奪います。
一階ではケーキ、マドレーヌ、プリン、クッキーなどのスイーツを販売。
ユニークなところでは、プリザーブドフラワーとクッキーがセットになったものも。
そして。。。ありました! 観音山レモンのパウンドケーキ。
趣きのある黒箱に入れられてショーウィンドウに並べられていました。
「極上のまろやかさとさわやかな酸味が特徴の自然栽培の観音山レモンとサルタナレーズンを使ってじっくり焼き上げた。。。」と丁寧に説明書きされていました。
吹き抜けの2階席ではケーキセットやランチ(クロワッサン、ブリオシュ、ハム、チーズ、有機野菜サラダ、ミニケーキ、ドリンクのセット)を楽しむこともできます。
平日はOLさん、週末は家族連れで時間待ちができるほどの人気だそうです。
当日は夫婦らしいカップルや女性の二人連れも多かったですよ。
五感さんのお菓子は「人」「鮮度」「旬」「和」「素材」と言う5つのコンセプトに集約されています。
■「人」の手による手作りのオイシサにこだわり、
■できたて・つくりたてのオイシサ「鮮度」にこだわり、
■「旬」の素材にこだわり、
■「和」(風土)のオイシサを大切にして国産の素材にこだわり、
■安全な「素材」にこだわる
スイーツに和の素材を取り入れようとしているところも大きな特徴と言えるのでしょう。
突撃リサーチにもかかわらず、グランシェフの大谷和雄さんから直接、お話をお聞きすることができました。
HANAよりDANGO
一番の売れ筋は何でしょうか?
大谷グランシェフ
黒豆マドレーヌ「ええもん」ですね!
国産小麦粉や丹波の黒豆と言った和の素材にこだわって作った商品です。
一番のおすすめでもあり、一番の売れ筋です。
HANAよりDANGO
観音山フルーツガーデンさんとのなれそめは?
大谷グランシェフ
奈良県の生駒にある洋菓子店さんに紹介されたのが、もともとのきっかけです。
観音山レモンは本当にとってもよい香りなんです!
緑色の時はライムの香り。
はじめは全部緑色ですが、少しずつ黄色い部分が増えてくるんです。
ピールすると、ものすごくいい香りがするんですよ。
レモンもデコポンもピールした皮を全部砂糖漬けにします。
(HANAよりDANGO)
・・・今、まるで目の前にレモンがあるかのごとく、目をそばめてにこやかにお話されるので、香りまで漂ってきそうです。
7月いっぱいで観音山レモンは終わり、端境期(はざかいき)※に入り、また九月頃から入ってくるのだとか。
今年の春先にはネーブルを入荷。その他、甘夏やはっさくも入っているそうです。
大谷グランシェフ
7月中旬には観音山デコポンを使ったパウンドケーキも発売予定です。
観音山フルーツガーデンさんのデコポンは絶品!!!です。
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観音山レモンのパウンドケーキ 小1,260円(税込)、大2,100円(税込)
買って帰って試食してみました。お味は★★★★★!!
しっとりとして、自然なレモンの風味がいっぱいです。
一切れだけ、冷蔵庫に食べ忘れていたのを2~3日後に食べたのですが、開封後と風味が変わらなかったのにはビックリ。
本当においしいパウンドケーキってこういうものだと、思い知らされました。(HANADANGO)
五感・北浜本館
大阪市中央区今橋2-1-1新井ビル 06(4706)5160
通常営業時間 10:00-20:00(オーダーストップ19:30)
阪急百貨店 梅田本店地階 06(6367)5545
高島屋 京都店地階 075(252)7530
※端境期(はざかいき) 果物や野菜などが市場に出回らなくなる時期。