混合肌と考えている方には“乾燥ケア”に意識を向けることで、スキンケアの満足度が上がり、お肌の状態も良くなります。
乾燥は年齢とともに進む(目もとやほおから乾燥する範囲が広がる)ことを考えると、
★20代後半になって、それまでのスキンケアが合わなくなってきたと感じている
★30代後半~40代前半で、ほおや目もとが気になりだした
★40代後半以上で、若いときからのスキンケア法のまま
★季節などの影響で、目もとのひきつれ(つっぱり)や小じわが気になっている
こんな方は“乾燥に意識をおいたケア”に切り替えることをお勧めします。
簡単に言えば、乾燥した部分の肌の角質層の水分量(20~30%が適度)を保ってあげることです。
乾燥肌用アイテムがありますので、そういったもの主体に選ぶことが基本になります。
ただ、商品を選べばそれで良いのではなく、そういったものを上手に使いこなすことも大事です。
①お風呂上がり10分以内(できれば5分以内)のスキンケアを心がける
乾燥スキンケアの基本中の基本。ベールをかけるように水分を逃がさないこと。水分を逃すことは冷えに直結します。スネ、ふくらはぎ、カカト、首まわり、デコルテ、手なども同時にケアしてあげてください。(特に手と足(下肢)は丁寧にケア)
②Tゾーンの皮脂を完全に取り除かず、ケアに利用する
天然のベールといわれる皮脂膜を有効利用。美容家で提案している方もいますが、Tゾーンの余分な皮脂を、皮脂が足りないほおや目もとに補ってやる方法です。自分の皮脂ですから肌荒れしませんし、全体として適度になります。
③脂性と乾燥のバランスが悪いと感じるときは、お化粧を控えめにし、乾燥スキンケアを心がける
体調や季節により、Tゾーンとほお・目もとの皮脂バランスが悪くケアがうまく行かないときは、お化粧は控え目あるいは思い切って中止して、お肌を休めてあげてください。
混合肌の人のアイテムのひとつに「あぶらとり紙」がありますが、使いすぎはよくありません。毛穴ケアは②、③、④で行い、普段は「あせとり紙」くらいの感じで使うのがちょうど良いでしょう。
④時間がある時でよいので、スチーマーなどを使って丁寧なケアを(定期的に)する
やり方は、ゆっくりケアで提案しています。
身体健康面では、
⑤身体を冷やさない、そして、顔や頭がのぼせない生活を心がける
⑥運動不足にならないよう(身体の循環不良にならないよう)、適度な運動を心がける
混合肌を自覚する人は、健康面でさほどトラブルを感じていない人が多いですが、運動不足の他、のぼせたりして困る人も多いです。
ここにストレスが加わったり、不規則な生活が続いたりすると、カサカサ肌やくすみ、冷え、月経トラブル、便秘に悩まされることになります。
ストレスや疲れの蓄積、冷えに注意し、規則正しい健康的なライフスタイルを維持するよう心がけていただきたいものです。次回から乾燥肌タイプについて。(ゼロポジション)
あぶらとり紙を一番多く使うのが実は混合肌の人。
しかし美容アドバイザーのような立場から見れば、混合肌と言う人の乾燥部分が一番気になるところ。
だから乾燥肌なのに・・・という言葉が出るのでしょうね。
投稿情報: キラリ | 2007/11/26 18:05
以前、美容アドバイザーの方が
「乾燥肌なのにあぶらとり紙を使っている人が多い。お化粧直しのときはティッシュで充分なのに…」と言っておられました。
この記事を読んで、なるほど~と思いました。
投稿情報: mieharu | 2007/11/26 17:33