自分が乾燥肌だと答えたのは5000人の女性のうち約30%。混合肌(約50%)に次ぐ多さ。35才以上から増え始め、45~54才の更年期世代で混合肌を抜いてトップになります。(このシリーズ(1)の図)
全女性の半数を占める混合肌は部分的に乾燥が進んだ肌であり、20代後半以上では「乾燥に意識をおいたケアをする方が満足度が上がる」と提案しましたが、結局、女性にとって一番メジャーで大切なのが乾燥ケアです。
今回は乾燥肌を自覚している人のエステティシャン判断との一致率をみてみました。
自分が乾燥肌だと思っている女性のエステティシャン判断との一致率は76%。(一致率は15~24才で77%、25~34才で72%、35~44歳で82%、45~54才で83%)
混合肌という人の一致率は45%だったので、それよりも正確です(シリーズ(2)の図)。
乾燥肌を自覚している人は、これまでどおり乾燥を意識したスキンケアで問題ないと思います。確認の意味で混合肌の人に向けて提案した乾燥ケア法(シリーズ(3)の①~④)をご覧ください。
特に風呂上がり10分以内(できれば5分以内)の保湿は『基本中の基本』。
お風呂によくつかりながら、顔だけでなく乾燥しやすい部分や頭皮を軽くマッサージし、お風呂上りにカラダ全体のケアを。
特に乾燥肌で困っている人は、汗が引いてからとか身体が乾いてからでは遅いくらい。たとえ半乾きの状態でも、あまり細かいことは構わずケアするくらいの気持ちで。
汗が引くときや身体が乾くとき水分が蒸発します。このとき気化熱で身体の熱を奪いますから、思っている以上に早く身体が冷えてしまいます。(また特に肌が乾燥している人はシャワーだけでは冷えを促進しますから絶対避けてください)
お風呂上りのケアには、筆者の経験から、価格安めの品質のよいものを探し、伸びの良い保湿作用のあるローション(ノンアルコール)やジェルがお勧め。(乳液はベタツキ感がイヤ、特に風呂上がりのお湯や汗とまざってイヤがる人が多い)
お顔用を使う方法もありますが、ケアする面積が広いので高くつきます。
伸びのよくないものでは時間がかかり、その間に身体が冷えてしまいます。それに一生懸命伸ばそうとしますから、やがて面倒になり、結局長続きしません。
美容の統計では、顔の乾燥肌を自覚している人には、スネ、ふくらはぎ、カカト、首まわり、デコルテ、腕、手、頭皮などを含めてボディのどこかまたは全体に乾燥や肌荒れ(乾燥系)で困っている人が多いことがわかっています。
顔だけでなく、面倒で忘れがちなカラダ全体のケアもしてあげれば、お肌の調子がよくなり、何より冷えの防止につながり、全体に不調感(低体温や低血圧感など)が和らぎます。その点をもう少し詳しく次回以降に。(ゼロポジション)
れいこさんがもしスネやふくらはぎが乾燥している人ならば、足先が冷えているタイプです(たぶん)。特にカラダの肌の乾燥に気が付いていない人が多いですから、足元が冷えるならスネやふくらはぎを、乾燥していないかよく観察してみてください。
投稿情報: キラリ | 2007/12/03 09:48
お風呂あがりに、顔をそのまま放置しておくと
つっぱる季節になりました。
お顔もケアしてあげないといけないし
スネ、ふくらはぎもケアしてあげなきゃいけないんですね。
確かに、そのあたり乾燥しています。
投稿情報: れいこ | 2007/12/03 08:41