秋から冬にかけて空気が乾燥する季節です。
肌の乾燥を招きやすい頃です。
対策としてカラダトータルの乾燥を防ぐものを食べてゆく必要があります。
激辛カレーやコーヒーなどの刺激物は乾燥を進めるため、避けた方が無難でしょう。
今日はカサカサ肌に良い、私が生まれ育った京都のおばんざい風レシピを2つ、紹介しましょう。
◆ぎんなんと卵の袋煮(ふくろに)
油揚げにしみた煮汁がジュワ~ッと口に広がります。
ぎんなんは「肺」の働きを強め、咳を鎮める効果を持っています。
卵は「気」を補い、体を潤してくれます。
※ぎんなんは一度に多く食べると刺激が強いので注意(大人10粒、子供5粒程度以内)
<材料>
卵2個、ぎんなん8粒、にんじん3cm、油揚げ1枚、さやいんげん6本、塩少々、だし汁1カップ半、しょうゆ・みりん各大さじ1杯
<作り方>
1、あぶらあげは半分に切り、ざるに乗せ熱湯をかけて油ぬき
2、ニンジンは皮をむき千切り
3、さやいんげんは半分に切り塩を加え熱湯でさっと茹でる
4、油揚げを破らないように袋状に開き、器に卵を割って1つづつ入れ、立ち上がりある小さな器に油揚げをいれて、口を広げてゆっくりと卵を入れる。
5、2のニンジンとぎんなんを等分に加えてツマヨウジで口を封じる
6、鍋に煮汁の材料を入れて煮立て、4を静かに入れる。弱めの中火にして落としぶたをして10分程煮る。煮汁が3分の1位で火を止め、そのまま10分程おいて味をなじませる。半分に切って煮汁とともに器にもり、3の茹でたさやいんげんを添える。
(1人分188kcal)
~潤い肌をつくる薬膳デザ-ト~
◆梨としろきくらげのはちみつ煮 ※2人分の作り方
1、梨2分の1個。皮としんを除き食べやすく切っておく
2、しろきくらげ(乾燥5g)はたっぷりの水に浸してもどして水気を切っておく。固いところを除き手で食べやすい大きさにちぎります。
3、鍋にはちみつ大さじ3杯、レ-ズン大さじ1杯に1と2を入れ、落とし蓋をして、梨に透明感の出るまで弱火で煮ます。(1人分143kcal)
ハチミツの甘みがしみた梨が新鮮なおいしさです。
梨、しろきくらげ、ハチミツは、すべてが体を潤すのにピッタリの食材です。(東洋医学研究家 薬剤師 松田昇)
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