★洗いにこだわる
かくれ乾燥肌では、乾燥を進めない皮脂対策がポイントですから、使う人自身の洗いへの「こだわり」と「感性」も大切です。
そういう意味で、成分配合が複雑でなく、ちょっとした知識と体験で目利きできるようになる固形の石けんがよいと思います。
特に、安全性と効果の点から「素材」と「(自分にあった)洗い方」にこだわりたいところ。
素材は、できるだけ天然で、新鮮(酸化していない)、良質な原料を使用しているもの。
そして使ってみて、適量で洗い落ちがよく、肌に残らず、さっと落ちるというのが、良い石けんのポイント・・・とはプロ中のプロのお言葉。
あくまでも、肌本来、ゼロの状態に戻すのが石けんの役割であること。
そして、新鮮で良質の天然原料を使うからこそ、『よく洗い、でも洗い過ぎない』ものになるということです。
それに石けんの弱アルカリ性は、毛穴を開く作用があり、皮脂対策に適しています。
ベタつく時はお風呂前に洗顔して、お風呂上りに、二度目の洗顔するなどの工夫も。
そういう意味でも安心して使えるものを選ぶことが大切になります。(※)
★洗いに始まり、保湿に終わる
皮脂対策の洗い、潤い対策の保湿。この2つを両立させることが、かくれ乾燥肌ケアのツボ。
洗いが大切だという理由は、もうひとつあります。
肌や毛穴にはバクテリアや真菌(カビ)などがいることがあります。
特に疲労蓄積やストレス過剰で免疫力が低下しているときは要注意。
保湿成分はそれらのエサになることがあるので、『保湿する前は必ず清潔に!』が、余計なトラブル(吹出物の他、真菌性の皮膚疾患など)を防ぐ原則です。
★潤いの与え方でアイテムを選択する
あくまでもケースバイケースですが、だいたい次のような選択肢があります。
①乾燥が進み、肌荒れ(カユミ)が強い時は、『カバーして保湿』
②肌荒れ(カユミ)が軽い時~乾燥が改善方向に向いた時は、『有効成分で保湿』
③カサカサ・粉を吹く状態~小ジワになりそうなツッパった状態の時は『オイルで保湿』
④テカリやベタツキが出るときは、『なじませてから余分な皮脂をとり保湿』
④は、特にテカリ・ベタツキ対策に必要で、以前紹介した混合肌のスキンケアと同じです。
保湿タイプ(①②③)を組み合わせることで、保湿効果をさらにUPすることもできます。
使っているアイテムがどの保湿タイプかチェックし、肌の状態に合わせたり、時には使い分けたりすることも必要です。
★あたためケア(9月26日)
湯船や浴室の中でのスキンケアはオススメです。
ゆったりリラックスして洗浄+保湿をするだけでも、翌朝の肌の感じが違ってきます。
このシリーズは今回で終わります。ありがとうございましたm(_ _)m(ゼロポジション)
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