3回に分けて紹介した新型インフルエンザお話の総集編。
まず各家庭で新型インフルエンザ対策について、一度はきちんと話し会っておきましょう。そして、発生していない今から準備できる備蓄品や習慣、心がけ・それぞれの役割について、お互いに確認し合っておくと安心です。
結局、地震などの防災対策と共通するところが多いですね。
<備蓄物品>
1、食糧 (長期保存できるもの)
主食として米、乾燥麺類、切り餅、コ-ンフレ-ク、シリアル類、乾燥パンや各種の調味料。
2、その他
レトルト食品、フリ-ズドライ食品、冷凍食品、インスタントラーメンー、缶詰、菓子類、ミネラルウォーター、缶入り飲料など。
<日用品・医療品>
3、常備品
常備薬、絆創膏、ガ-ゼ、コットン、解熱鎮痛剤(例えばアセトアミノフェン)
4、インフルエンザ対策品
マスク、ゴム手袋、水枕、氷枕、漂白剤(次亜塩素酸等)、消毒用アルコ-ル。できればゴーグルも。
5、通常の災害時のための物品
<日頃からの習慣や心がけ>
外出から帰ったら手洗い、うがいの励行。(熱、くしゃみ、咳などのあるときは、屋内でも必ずマスクを着用しましょう。そして感染を防ぐため室内の湿度を保ちましょう。)
バランスの良い食事を心がけ、充分な睡眠で体力と抵抗力をつけておきましょう。
少なくとも家族の人数分の食糧、日用品、医療品などを備蓄しておきましょう。
緊急連絡先のリストも作り、わかりやすいところに掲示しておきましょう。(最寄の保健所、役所、病院・クリニック)
流行期間は、2ヶ月(8週間)を目安にしてください。
その間は買出しなどで外出可能でありますが、仕事も含めて不要不急の外出はしない方がよいでしょう。(外出を控えざるを得ない状況になることもあり得ます。)
買出しを勘案しても、1や2の食料は少なくとも家族数×1週間分は備蓄しておくのがよいでしょう。
外出回数を週2回と想定し、それに応じた外出時のインフルエンザ対策品も用意しましょう。外出時のマスクは必携です。ゴーグルなどもあれば、より安心です。
最後に、まだインフルエンザの予防接種を受けていない方はなるべく早く受けるようにしましょう。(薬剤師、東洋医学研究家 松田昇)
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