【ヘナの見分け方】
★ヘナは雑貨、化粧品、医薬部外品として販売されていますが「化粧品」として販売されているものを選ぶ
⇒「全成分表示の義務」があるのは化粧品だけなので、成分を確認できる
⇒パッケージに表示されている原材料を確認する
⇒原料にヘナ以外の記載があるときは成分名を確認する
★ヘナ本来の特性では、オレンジ様の色にしか染まりません
⇒他の色をうたうヘナは他の染料が混ざっています。特に黒っぽくなるというのは化学染料の危険性が高いので注意(国民生活センターの商品テスト記事)
★販売店を選ぶ
自然素材の商品を扱っているお店、アロマテラピー専門店、ヘナ染めをしている美容院など、信頼できるお店で購入する
【ヘアダイ(酸化染毛剤)に使用されている化学物質のなかで特に注意すべき成分】
図をご覧ください。
※(表中)環境ホルモンとは…
「動物の生体内に取り込まれた場合に、本来、その生体内で営まれている正常なホルモン作用に影響を与える外因性の物質」 環境庁による定義(1998)。ダイオキシン類、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、農薬(除草剤、殺虫剤)、ビスフェノールA(プラスチック原料)などが環境ホルモンと疑われている。
【自然は安全という神話】
「自然・天然」=「安全」というものではありません。
自然界にはうるし、よもぎなど、かぶれの原因となる植物はたくさんあります。
まして、天然成分配合とうたっていても、その成分がどのぐらい配合されているのか、他にどんな成分が入っているのか。
メーカーのセールストークだけでなく、商品の表示を確認する習慣を持つことも大事です。
その上で、アレルギー疾患、皮膚の弱い方はパッチテストを行うなど、自身で安全のための対策を講じましょう。
(おわり。消費生活アドバイザー 崎山さん)