美容健康@ZELoのブログ

混合肌のスキンケア 毛穴目立ち、キメの乱れには

【毛穴の目立ち、きめが乱れたお肌の状態】

隠れ皮脂 の量	毛穴（肌）の状態	起きやすい肌トラブル	隠れ乾燥肌 （インナードライ）
多い	毛穴が硬くなる	キメ乱れ､毛穴目立ち、 ゴワゴワ､角栓	乾燥が気になる （部分乾燥）

隠れ皮脂が前回お話した状態よりも、さらに多くなると、毛穴が硬くなります。

皮脂の通り道、毛穴の袋の内側に古くなって酸化・固形化した隠れ皮脂が付着するからです。

角栓取りの経験がある人はご存知ですね。ツマヨウジの先っぽみたいなヤツ！

この状態になると、前回の状態・・・てかり・ベタつきに加えて、
ザラザラ・ゴワゴワ、毛穴も目立つようになります。

さらにキメ（肌理）の乱れ。
毛穴を頂点としたほぼ正三角形が揃うことで、お肌のきめが整って見えますが、
毛穴が硬くなって柔軟性がなくなると、毛穴の向きがバラバラになり、三角形が崩れます。

こう、あれこれトラブルが起き始めると、『お肌に良くない』とわかっていても、ついつい
・洗浄力の強いもの
・ゴシゴシ洗い
・時にはピーリングアイテム
を使ってしまいます。

しかし、どれも、お肌に負担がかかるわりに効果がありません。
理由は簡単。
毛穴の中を洗えていない から。
たとえ一時的に良くなっても、また繰り返します。
隠れ乾燥肌（インナードライ）で、肌荒れリスクも大です。

ここは落ち着いて
最低でも１～２週間、お肌の表面（角質層）を傷めず・・・つまり、少し時間をかけて
たまってしまった隠れ皮脂を減らしてゆくのが近道です。
（ゼロポジション）

★毛穴の目立ち・キメ対策には毛穴洗顔★
毛穴にたまった隠れ皮脂を洗うプロの洗顔。

混合肌のスキンケア テカリ・脂うきを減らす方法

【てかり・脂浮き・化粧崩れが起きやすいお肌の状態】

隠れ皮脂 の量	毛穴（肌）の状態	起きやすい肌トラブル	隠れ乾燥肌 （インナードライ）
やや増加	毛穴の袋の 容積が小さくなる	てかり､ベタつき 化粧崩れ､毛穴汚れ	乾燥が進む

肌質（オイリー肌）など、個人差はありますが、
忙しかったりして、疲れやストレスが２～３日も続けば、毛穴の中では
酸化皮脂がたまり、隠れ皮脂が増え始めます。

と同時に、日中のテカリやベタつき、脂うき、崩れが起こりやすくなります。
暖かい日など、余計にその傾向は強まります。

前回、毛穴は小さな袋と書きましたが。
実は、毛穴は分泌された皮脂を一時的にためておく袋でもあるのです。
（それがお肌の自然な保湿にもかかわります。）

古くなり、酸化し固くなり始めた皮脂がたまると、内側にこびり付き、
袋の容量を小さくしてしまいます。
で、皮脂があふれる。（⇒新しい皮脂も保湿に使われない）

皮脂量が多くても少なくても隠れ皮脂が多いほど、毛穴から溢れやすくなり、
テカリ、ベタツキ、脂うき、化粧崩れ、などが増えます。

ドライが進んだ肌でも、オイリーっぽくなるひとつの理由です。

今までの洗顔を見直し、隠れ皮脂がたまらないようにすることで、
これらのトラブルを避けることができます。
（ゼロポジション）

★てかり・脂うきケアの毛穴洗顔に最適★
毛穴にたまった隠れ皮脂を洗うプロの洗顔。

メタボ・肥満対策の漢方（1）

ここ１・２年はメタボという言葉とともに肥満対策のお薬が各社から発売され、
この分野での漢方の売行きは目を見張るものがあります。

私が勤めている薬局で買ってゆく人の多くはTVCMをみて・・・という人がほとんど。
しかし、最小限の知識だけでも持って、自分に合った適切な処方を選択しないと効果は表れにくいものです。

メーカーは昨年来、肥満でも体質に合わせて品揃えをしてくるようになりました。
消費者に目を養ってもらえる意味でも、体質によるおすすめは、とてもよい傾向です。

今回と次回は、肥満（症）体質の人に役立つお話。

団塊の世代が60歳を超えつつある今、老後を病気無く過ごすために、一番避けたいのが寝たきりや麻痺症状です。
自分で食べられない、歩けない、体が思うように動かないなど。

それには日々の血圧管理、血液状態の把握（高脂血症・糖尿関連数値、たとえばHbA1C値など）をしながら、
毎日の規則正しい食生活、適度な運動（散歩など）、リラクシゼ－ションなどでストレスをためないことも重要です。

一言で肥満と言っても、その原因によって
・単純性の肥満
・内分泌、視床下部系の原因のタイプ
・遺伝や薬剤類などが原因のタイプ、
などに分けられます。

肥満の解消についてはカロリーコントロールはいうまでもありませんが、ここでは
肥満の随伴症状、合併症を列挙しておきましょう。
頭痛、目まい、肩こり、動悸、息切れ、暑がり、多汗、浮腫（むくみ）、全身の倦怠感、
月経異常、動脈硬化症、糖尿病、高脂血症、脂肪肝、胆石症、痛風、便秘症、皮膚病、
骨や関節の疾患など、
ほとんどの病気に関与します。

私の専門である東洋医学では、肥満の解消というダイレクトな効果ではなく、
自律神経の安定化、血流障害の正常化、常習便秘の解消、体内貯溜水分の排出等の方向で体を正常状態に戻し、肥満が解消しやすい体内環境を作ることが主眼となります。

漢方で肥満に取り組みたい方は、
食の異常、水の異常、血に異常など漢方的な観点から自分の状態を整理しながら、それに合う処方を説明してもらい、選択を誤らないようにしていただきたいと思います。

せっかく服用し始めても、効果が出なければ役にたたないばかりか害のあることも、たまにあるのですから。
この続きは次回に。

（東洋医学研究家、薬剤師、松田昇）

混合肌のスキンケア 肌色戻しで透明感を回復

【クスミ・透明感が失なわれるお肌の状態】

隠れ皮脂 の量	毛穴（肌）の状態	起きやすい肌トラブル	隠れ乾燥肌 （インナードライ）
増え始め	肌の色が悪くなる	透明感がない、くすみ	乾燥が 進み始める （初期乾燥）

皮脂は毎日、皮脂腺から分泌され、毛穴を通って出てゆきます。

出ていったものは皮脂膜になったりしますが最後はふき取られたり、洗い流される運命。

その毎日の繰り返しの中、ちょっとしたことで、皮脂が多くなったり、流れが悪くなったり、

滞ったりすることがあります。

そんな皮脂は、時間とともに酸化して、少し固くなり始め、毛穴の中に取り残されます。

これが 隠れ皮脂 になります。

隠れた皮脂がたまりはじめると、肌色がくすんだり透明感が無くなったりします。

顔だけでも毛穴は数十万個。

そのひとつひとつ、特に中心部（Ｔゾーン）にたまり始めるとテキメンに酸化した皮脂色・・・

そして 自然な肌色を失う のです。

疲れた時に顔がくすむのは血行が悪くなるからだけでしょうか？

そんなことを考えながら、 疲れた時やストレスいっぱいの夜は、ゆっくり丁寧に洗顔してみましょう。

お肌がリセットされて自然な肌色に戻ります。

★肌色戻しの毛穴洗顔に最適★
毛穴に隠れ皮脂がたまらないようにする軽めの洗顔。

風邪の漢方 葛根湯を基本としたいろいろな処方

少し暖かくなってきたとは言え、
インフルエンザをはじめ、風邪をひいた時の対処方法について整理しておきました。

東洋医学では合方（がっぽう）という使い方があります。

例えば、おなじみの「葛根湯（かっこんとう）」というのがありますね。
風邪をひいて三日以内に飲めば風邪は吹っ飛ばせる便利な処方。

しかし、風邪をひいて、いろいろな症状が伴う場合、「葛根湯」だけでは対処しきれなくなります。
そういう時に、「葛根湯」をベースとして、いくつかの生薬を加え（合法）、幅広く対処するのです。

【発熱・のどが赤くて痛い、ものが飲み込めない、まだ寒気がする時】

のどが痛い時に用いる「桔梗湯（ききょうとう）」合わせて服用すると、さらに範囲が広まりより効果的になります。
この処方を「葛根湯加桔梗石膏（かっこんとう・か・ききょう・せっこう）」と言い、葛根湯に桔梗湯と石膏を加味（かみ、＝合法）したもの。

【風邪の症状以外に吐き気がある時】

感染性の胃腸炎かと思いきやめまいや動悸・嘔吐・吐き気がすごくてという時、
特に嘔吐は少しづつ何回もくるというやっかいな時には、
「葛根湯」に「小半夏加茯苓湯（しょうはんげ・か・ぶくりょうとう）」という処方を加味します。

この処方を「葛根湯加半夏湯（かっこんとう・か・はんげとう）」と言い、熱や嘔吐のある風邪の時に大変に効果的です。

「半夏（はんげ）」には鎮痛・鎮痙・鎮吐作用があり、腸管内の輸送促進作用があるともいわれています。
別名「つわりの妙薬」ともいわれています。

【咳が出て、のどがかわき、鼻炎症状や多汗などの症状がある時】

「葛根湯」に「川芎（せんきゅう）」と「辛夷（しんい）」を加えた「葛根湯加川芎辛夷（かっこんとう・か・せんきゅう・しんい）」を使います。

（東洋医学研究言え、薬剤師、松田昇）

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「石膏（せっこう）」
軟石膏（やわらかいせっこう）で繊維状の含水硫酸カルシウム。
解熱、鎮静止渇薬としてぜんそくや胃痛、糖尿にもよいとされています。

「川芎（せんきゅう）」
センキュウの根茎で鎮痛剤として使われています。
温性の駆瘀血剤（く・おけつざい）、補血、強壮剤として貧血や冷え性にもよいとされています。　　　　　　　　　　　

「辛夷（しんい）」
モクレン科のタムシバの蕾（つぼみ）。
鎮静鎮痛薬として頭痛や頭重をともなう鼻炎によいとされています。