前回のクイズの答えは「イライラする」でした!!
お腹がすくと誰でもイライラしてきます(笑)
ダイエットで一番ツラいのが空腹。
お腹がすいているのに、食べない、または、少ししか食べない状態は、大変ツラいですね。
カラダの信号に背いた不自然な状態です。そんな状態が続くと、イライラしたり、怒りっぽくなります。
もっとゆくと、感情の起伏が激しくなったり、やがて、抑うつ状態になることもあります。
ゼロのダイエット中だという300人の女性データでは、『イライラする』の他、『気分が沈む』『神経過敏』『ストレスを感じやすくなる』などの精神的なトラブルが、(統計有意で)関連性の高い項目として上位を独占しています。
また、無理してダイエットをしていると、お腹が減った・減ってないの感覚にズレが生じ、ついには食べ過ぎと食欲不振を繰り返すようになります。
これらのどれも自律神経の働きが悪くなっている状態。程度がひどくなるほど、自律神経失調に近い状態になると考えて間違いないでしょう。
ダイエット中女性の一番のトラブルが『むくみ』であること(血液栄養状態が悪化)とあわせて、無理なダイエットは普通に考えられている以上にカラダにダメージを与えることを、よ~く認識しておくべきだと思います。(プラス面は少なくマイナス面が多い)
自律神経の問題を避けるためにも、ダイエット中には、できるだけ空腹感(ストレス)を抑制することがポイントとなります。
お腹が減った時、空腹を和らげるための一番の方法は何だと思いますか?
1、水を飲む
2、糖分を摂る
3、食物繊維を摂る
4、ダイエット甘味料を摂る(ダイエット甘味料の入った飲料を飲む)
5、肉類(タンパク質)を摂る
ご存知の方多いかも、また、意外に思う方もいるかも知れませんが、答えは2です。
糖分(糖質)は、お砂糖、炭水化物(ごはん、麺類など)、果物にたくさん含まれています。
糖質は血糖値(血液中のブドウ糖量)を上昇させ、脳の満腹(摂食抑制)中枢(自立神経系-交感神経)に直接働きかけます。
☆ダイエット中のヒトには、食前デザート(おやつ)をオススメ
☆食事はコメ食(精白米)を中心として、早いうちからご飯をしっかり噛んで食べるのがオススメ
糖質を先にカラダに入れさえすれば、空腹感が即効で癒されますので、ストレスになったり、食べ過ぎるリスクが低くなります。
1、3、4には糖質はありませんから、空腹はいつまでたっても癒されません。結果、ストレスになり、食べ過ぎることにもなります。
☆食物繊維の多いものを摂るなら、新鮮で品質の良い(こだわり)野菜の形で摂ったり、黒糖(※下の編集局だよりご覧ください)やハチミツなどの糖分+ミネラルの多いものを同時に摂ることがオススメ
なお、一時流行したインスリンダイエット法では低GI(グリセミック・インデックス)値の5(肉類)を推奨していますが、少し疑問に思います。低GI値とは”食後血糖値を上昇させない程度を食品ごとに指数化したもの”ですが、食後血糖値を上げないやり方は、食べ過ぎリスクが高く=ストレスが多く、結局、失敗しやすいからです。
血糖値を上げないことって大事じゃないの!?という人もいるかも知れませんね。
ゼロは低インスリンダイエットはおすすめしません。なぜなら、正しくは『低インスリン食事療法』で、本来、糖尿病の患者さん向けのものだから。健康な人は自然に正常値に戻りますから血糖値の上昇にそれほど敏感にならなくてもよいのです。むしろ動物性脂質を摂取した後の中性脂肪を気にするべきでしょう。(ゼロポジション)