大阪、黒門(くろもん)市場(商店街。大阪市中央区)。
商店街の中の八百屋(なべじ)さんで、めずらしいお野菜を見かけました。
まずは、写真でごらんくださいね。
名前は、ロマネスク。サンゴショウともいいます。そう!あのサンゴ礁。 w(゜o゜)w
見たまんま、カリフラワーの仲間。旬は、ちょうど今ごろ・・・12月~1月。
あまりにキレイなので、至近距離で上からじーっと覗き込んで、このままプリザーブドにしたいっ!と思わせるほどのミゴトな造形美! (ノ´▽`)ノ
中世のヨーロッパでは、教会に多く取り入れられた建築・彫刻・絵画の様式を”ロマネスク”といいます。←知ったかぶり (≡∇≡)>”
小さな房がクルクルクルクル、それらがつながってクルクルと、そして大きな大きなクルクルに。
調べてみますと、ブロッコリとカリフラワーを掛け合わせてできた野菜で、”ロマネスコ”、”ブロッコフラワー”と、いろんな名前が付いているようです。
イタリア原産。売られていたのは福岡産でしたが、国内では長崎、愛知、奈良や兵庫などでも作られています。
調理のしかた(”なべじ”さんで聞きました)
さっとゆでて、マヨネーズやドレッシングで食べるなどカリフラワーと一緒ですが、食感がよいので、ゆですぎないのがオイシク食べるコツとか。
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さっそく買って帰り、包丁の先で子房に分けていくと・・・
ブロッコリは先に行くほど分かれた茎が長くなりますが、ロマネスクはどこまでも茎の長さがあまりかわらないので、ツボミを傷つけずに最後まで切り分けるにはちょっと神経を使います。
作業の途中でお店に電話して切り分け方のコツをお聞きしました。
答えは簡単!
「イライラせず包丁の先で一つずつ丁寧に切り分けていくしかないですね(笑)」
「気持ちに余裕をもってやってくださいね」
ガッテンだ!気を取り直して作業続行。むいてもむいてもタマネギならぬ、”切っても切ってもロマネスク”!
子房の一つ一つがあまりにも可愛らしく、結局、楽しく作業完了。
茹でるときのコツは?・・・
「パリ!シャキッ!っとした食感が特徴なのでゆですぎないように。約3分くらいで」
「いっぺんにゆでると小さい先の方がゆで過ぎになるので、まず根元の方の大きい房を入れ、1~2分してから先の小さい房を入れて下さい」
栄養面では・・・
ブロッコリよりも栄養価が高いカリフラワーですが、緑黄色野菜がもてはやされる昨今は、ブロッコリに押されぱなし。
ロマネスクとの出逢いを機に、カリフラワーをもっと食卓で楽しみたいものですね。
加熱によるビタミンCの損失はブロッコリよりも遥かに少ないそうです( ^-^)/
お値段は高級ですが・・・そのことを忘れさせる造形美!
ロマネスク 1株 600円(お写真は2株)
”なべじ”さん
大正八年創業の「なべじ」さん。知る人ぞ知る、名店。
全国のめずらしい野菜や果物も取り扱っていますが、あくまでも”産地の作り手”にこだわり”本当にオイシイもの”をプロの目で厳選して品揃えするのがお店の方針(店長さん)
この日は、他にサトイモやシイタケなども買ったんですが、ひとつひとつ○○県の△△産だから、今の季節、サイコーにオイシイッ!というこだわりのオススメ品ばかり。お味のほどは・・・また報告させていただくことにします。
黒門なべじ本店:06-6641-2246
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