美味しい柿が食べたくなる季節。
CMモデルにもなる 観音山レモン で有名な観音山フルーツガーデン(和歌山)さんから、とても珍しい柿、漆黒のゴマ蜜柿 紀ノ川柿 をお取り寄せ。
1キロで4~5個という実の大きさはハンパじゃない!
色は普通ですが、大きさは1.5倍ぐらい。
切ってみると、高級な干し柿のような、黒とオレンジの入り混じったまだら模様。
まったりした甘味、しっとりした舌触り。
最後に、わずかにほんのり渋みが口の中に残ります。その理由は・・・
「紀ノ川柿」は木になった実のひとつひとつに固形アルコール入りのビニール袋をかぶせ、2日後に袋の底を破って渋を抜く、という手間のかかる作業から生まれた貴重な果物だそうです。
黒い斑点模様は、柿の渋味成分(タンニン)と固形アルコールの揮発成分が固まって不溶性になったもので、俗に「柿のゴマ」と呼ばれています。
タンニンは水溶性だと唾液に溶けて渋みを感じますが、不溶性に変化することで唾液に溶けず、渋味を感じなく(甘味しか感じなく)なるそうです。
そういえば、渋柿からできる干し柿は、高級なものほど、ゴマがたくさんありますよね。
あれは、実(むき身)を寒気乾燥させることで、渋味成分を不溶化させていたんですね。
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ところで、柿の種類。
甘い-渋いの分類だけでも、完全甘柿、不完全甘柿、完全渋柿、不完全渋柿の4種類もあるそうです。
柿って意外に奥深い!
秋の夜長。。。ほんのり甘い柿のデザートでまったりと。。。HANADANGO
(写真はふつうの柿との比較)