サトイモ(里芋、小芋)は芋類の中では最もカロリーが低く、食物繊維も豊富でダイエットにもピッタリ。
独特のぬめりはガラクタンとムチンという成分。ガラクタンにはコレステロールを取り除く効果、免疫力向上作用があるとされています。またムチンには消化促進作用があるとされています。
農家では、親芋(タネ芋)を土に埋めて、芽が出て、太い茎になって、大きな葉っぱができて・・という順番で育ちますが、
どこにどのようにしてサトイモが育つのかご存知ですか?
サトイモは、親芋(タネ芋)からポコポコと突起物になって育ちます。
この突起物だけを親芋から切り取ったものが、サトイモです。
親芋から生まれた子供の芋の部分が私たちが食べているサトイモです。
イモ類はほとんど、タネ芋から栽培され収穫されますが(種から育てるより早い)、海老(エビ)芋なども子供の芋の部分を私たちが買って食べています。
参考までに、太い茎の部分をズイキ(芋茎)と言いますが、食用が市場に出回るのは夏。冬場が旬のサトイモとは別の品種の芋を栽培して、茎の部分だけ収穫したものです。ズイキは甘酢付けなどにすると、さっぱりしていて美味しい夏の味というイメージでしたが、実はそんなワケがありました。
さて、こちらの写真は京都は錦市場で撮った海老芋(えびいも)。海老芋は里芋の一種です。京都八坂にある老舗に「いもぼう」というのがありますが、京都ではおばんざいとして海老芋とボウダラを炊いたものを食べます。海老芋とボウダラで、”いもぼう”。
ボウダラってご存知ありませんか?祖母(大阪)は、お正月前になると塩干屋さんからボウダラと言ってカチカチに乾したタラの干物を買って来て、炊いておせち料理に入れていました。
サトイモのズイキは食用には向きません。食用ズイキはサトイモの仲間の別の品種を栽培して茎の部分だけ夏ごろ収穫して出荷します。
サトイモと八頭は同じ仲間の別の品種で、しかも八頭は親芋(タネ芋)です。サトイモのようなヌメリが無くほっこりした食感ですが、ゴツゴツしていて皮むきが大変で、調理用には敬遠されます。市場には一般的に出回らず、家庭菜園で愛好家につくられているものが多いとのこと。ちなみに八頭の子供の芋は貴重品で、子芋(小芋ではありません。)と呼ばれて、農家から出荷されたものは高級料亭などに流れるそうです。(HANADANGO)
初めて来ましたo(^o^)oスイスチャードで検索してたらひっかかりました(^-^)初めまして(^-^)とっても面白いですね〜o(^o^)o
また遊びに来させて下さいネ(^-^)v
投稿情報: masa | 2007/03/26 22:15
KOOちゃんさん、コメントありがとうございます。
八頭は、よく売られている丸いお芋の部分より上の、茎であるズイキとお芋の間の部分なんです。調理方法はお芋と同じなんですが、大きさがゴツいです。
母子でいもぼう、いいですね♪
投稿情報: かっこちゃん | 2006/12/09 11:51
八頭とかズイキというのは、お芋とは別の部分ですよね?
機会があれば料理法など、教えていただけたら嬉しいです。
京都八坂のいもぼう。母親が好きで子供時分に連れて行ってもらった記憶があります。子供心にはおいしかったという記憶はないんですよ。大人になったら、また違うかもしれないですね(^^)
投稿情報: KOOちゃん | 2006/12/09 10:03