旬の食材@ZELoのブログ

トマピー 新種のパプリカ 美容健康に！

ピーマンの一種、新種のパプリカ。

黒門なべじ本店を訪れると、色鮮やかな真紅色の野菜が目にとまりました。デコボコして、ちょっとグロテスクだけど触りたくなる不思議な形状。。。
見ようによってはカワイイ？

この見慣れない野菜は、新種のパプリカ「トマピー」。
色や形状から、トマトとピーマンの雑種とよく誤解されるようですが、実はピーマンの一種。大型で肉厚のピーマンはパプリカと呼ばれ、トマピーはこのパプリカの新種(^v^)V　（新種とはいえ食品成分表にも記載されています）

ほんのり甘ずっぱい味が特徴。
肉厚でみずみずしく、レモンやトマト味、ビネガー、オリーブオイル、白ワインとも相性抜群とかで、マリネにも合いそう。(∩_∩)v
その他、天ぷら、クリームシチュー、ハヤシライスに。。。と色んな料理に使えるそうですね。
赤はカロテノイド（抗酸化物質、カロテノイドには、βカロテン、リコピン、カプサンチンなど約600種の仲間があります）リッチの証。
食品成分表ではβカロテン1700μｇ、レチノール（ビタミンＡ）160μｇ、ビタミンＣ200μｇで、いずれもピーマン類の中では最高値！
中は空洞、意外に軽く、少々大きくても女性でもペロリと食べられるため、これだけの栄養素を一度に摂ることができます。
美容と健康にたいへん優れた食材と言えるでしょう。

学校から帰ってきた子供いわく、
「うゎっ！これ何！？」
「何だと思う？」
「えーとぉ。。。トーマン？違うかぁ。。。じゃぁ、トマカボチャ？」
うーん。。。なるほど、カボチャにも似てるかも。

（HANADANGO）

トマピー（北海道産）１個２２０円

黒門なべじ本店　06-6641-2246

三年味噌

「病院食がおいしい」と評判の大阪豊中・千里山病院さんで教えてもらった三年味噌。

副院長いわく、「三年味噌でないと味噌じゃない！」のだとか。

三年味噌を販売しているお店は少なくて、百貨店の食品コーナーでようやく見つけました。
パッケージに書いてあるメーカーさんに聞きました。
「防腐剤は使わず、原料大豆も国産のこだわったものを使います。ダシ入り味噌がありますが、そういう味噌とは全く違うものです。２年以上熟成させているとコクが出てきます。米こうじ（味噌）もモチロンおいしいですが、大豆には米こうじにはないコクがありますから。」
とのこと。
 
三年味噌で、早速、夕飯にお味噌汁を作ってみました。
具はワカメオンリーでしたが、いつもの味噌にはない、深みのあるまろやかな味(o^?^o)v
（いつものお味噌汁が★★★とすると、★★★★）
意外だったのは一晩たって朝出すと、さらにおいしかったこと。
時間とともにどんな具でも包み込んでしまう懐の大きさを舌で感じました。
もっと意外だったのは、加熱せず、冷たいお味噌汁でも十分においしかったこと。
（コールドお味噌汁？。もちろん好みによりますが家族では★★★★＋の評価でした。）（HANADANGO）

トウモロコシ とうもろこし ２

米、麦と並んで世界の三大穀物の一つと言われるトウモロコシ。
大阪・黒門なべじ本店で見かけたのは新潟産の「ゴールドラッシュ」。

トウモロコシは毎年6月頃から出回り始めますが、
9月に入ってからもあちこちの店先で見かけます(⌒o⌒)v

色んな品種がありますが、30から40年前に比べると、どの品種もかなり甘くなってきているようですね。
それだけ消費者が甘いトウモロコシを求めるようになったのでしょう。
一昔前までは、生産者側がもうけになるものが作られていましたが、最近では、消費者が喜ぶものが作られる傾向にあるそう。
糖度が同じくらいのものでも、甘みの質は品種によって微妙に違いがあり、一般的にバイカラーのものはモノカラーより、コクとウマミがあると言われています。

近頃は、甘さ、大きさ、重さの三拍子が揃ったトウモロコシが一番人気。
「ゴールドラッシュ」はその三拍子を備えているトウモロコシとして人気があるようです。

完熟ではなく、未熟果を収穫するトウモロコシのオイシサのポイントは、収穫のタイミング。ゴールドラッシュはタネをまいてから83日から84日と言われています。品種によって採り頃が緻密に決まっています。
一方、品質の劣化も激しいので、採れたて！を食べるのもオイシサのポイント。

「これおいしいよ」（トウモロコシご飯）のコーナーでも触れましたが、丸ごと調理する際は、内皮一枚つけたまま蒸すとオイシサが長持ちします。
トウモロコシに限らず、「皮はオイシサを保つ最後の砦（とりで）」と言われる所以（所以）ですね。

トウモロコシが旬のうちに、いろいろな品種の食べ比べもいいですね(`o^v)

※トウモロコシ（前回）は旬の食材8月15日号。バイカラー・モノカラーの説明もあります。

スイカ すいか 夏バテ対策に

熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯が原産。
砂漠では飲料として重宝されたそうです。
７～８月が最盛期ですが、俳句の世界ではスイカの季語は秋。
旧暦の基準ですが、確かに売り場でもまだまだよく見かけます。

さて、冷たいものを飲みすぎて、お腹が夏バテ気味という方のために。
京都の八百屋＆八百屋カフェ　市文字屋與三郎、森本社長さんのスイカのちょっと役立つお話を紹介します(`-^*)ー☆

今頃の季節、のどが渇くけど、水分の取り過ぎで、お腹の調子がもうひとつ。
そんな時には、スイカをひと切れ、ふた切れ食べてみてください。
スイカの果汁にはカリウムが含まれるため、のどの渇きが癒えます。
スイカをデザートとしてだけでなく、水分補給するもの、として考えてみるわけです。
喉の渇きが癒え、糖分で疲労も回復。

キラリ発見の漢方アドバイザー（管理薬剤師）によりますと、森本社長のお話は実に理にかなっているとのこと。（これについては少し難しい話（ナトリウム－カリウムバランス）になりますので、またあらためて紹介します→旬で薬膳※）

スイカはそのまま冷蔵庫に入れておくと、重みで水分が出て味が落ちてしまいます。
そこで社長が色々試してみた結果、サイコロ状にしてタッパに入れておくと、甘みがぬけず味も変わらないので、おいしさが一番長持ちするそう。
しかも、ちょうどよい一口サイズ。

そこで私（HANADANGO）も試してみました。
実際、喉がかわいた時、スイカをひと口ふた口食べただけで、渇きが癒えます。
お茶などの冷たいものをとる量が減るので、お腹もラク。
森本社長が言うように、「ほっこり」して、疲れがやわらぐ感じ。
ほんと、ちょっとした工夫なんですが、スイカがこういう風に利用できるなんて驚きです。

皆様もぜひ試してみてください。重宝しますヨ。

秋刀魚 さんま サンマ

秋の刀の魚と書いてサンマ。
サンマの塩焼きは家庭料理。サンマの蒲焼の缶詰めは常備食。ご家庭ではお馴染みの魚。
からだが刀のような形状をしているのが名前の由来。（そういえば太刀魚(タチウオ)も）

子供の頃、庭先でよく母が七輪でサンマを焼いてくれました。
とってもいい香りだったけど、消防車が来ないのかなぁ！？って心配になるほどすごい煙だったな。。。(*¨*)
今年はまだ暑いですが、もう旬のサンマが売り出され始めていますね。
プリプリッと太って、見るからにオイシソウ！
例年では9月に入ってから店頭に並ぶのに、今年は8月から旬並みに脂の乗ったサンマが豊作の様子。

そこで、いつもおじゃまする大阪 黒門市場の魚善商店さんで、サンマの話をお聞きすることに。
「サンマ年々早くなってますよ！今年の初セリは7月10日だったかな。」
「どうして段々早くなってるんですか？」
「早く食べたいという需要が増えて、早い時期から漁に出ることが多くなったからです」
「産地はどこが多いんですか？」
「今の時期（8月中）は、ほとんど北海道。釧路や根室のものが多いですね。」

「生のサンマを買うとき、鮮度のいいサンマを見分けるコツは？」
「焼いてしまうと分からないんだけど。。。」
　と焼きサンマの口の辺りを指差しながら･･･
「クチバシの先が鮮やかな黄色をしているのが鮮度のよい証拠。古くなると段々白っぽくなってくるんです。」
「あとは、太ってるほど脂がのってオイシイですね。それくらいかな。」

「今の時期、盆明けから9月頃にかけてが脂がのって一番オイシイ時期です。」
「お盆前までは1匹1000円というのもありますが、お盆明け頃に半分から3分の1くらいに値段が下がって、そのまま下がり続けて旬の9月にというのが例年の流れ。今年は豊漁なので是非とも食べてください！」
自信満々にすすめてくれた焼きサンマ、おいしかったですよ。
おいしいサンマと炊きたてご飯。
一足早く秋が訪れた食卓でした☆～(＾-゜)v　（HANADANGO）

焼きサンマ　一盛り(二尾）　400円
★魚善商店　（大阪市中央区日本橋2丁目3-2）
　06-6633-8093
　06-6773-8232(夜間）
※写真のお兄さまは魚焼きのプロ、社長の息子さん