春です♪
神戸の親せきから「いかなごの釘(くぎ)煮」が届きました (o^―^o)v
一口食べると、口いっぱいに春の味が広がります。
関西以外の人には佃煮のようなものと、言えばおわかりいただけるしょうか。
小さないかなごの一匹一匹の形を崩さず、釘のように、やや硬め、ツヤのよいアメ色に味良く仕上げるのが良いと言われます。
釘煮の材料になるのは、成魚ではなく、稚魚。
別名、玉筋魚、魚白子、こうなごとも言われます。
産地で釜揚げされ、ちりめんに加工されて出荷されます。小さいながら、たんぱく質やカルシウムがとっても豊富!
地元では生のまま天ぷら、塩茹でされてから酢味噌和えなどでも食されることもありまますが、家庭料理としては何と言っても釘煮。
神戸では、いかなごの釘煮コンテストがあるくらいで、今頃の時期、いかなごを求める人で市場は混雑します。
しかし、今年は残念なことに明石海峡で船の事故がありました。
事故による油流出の影響で、漁場が打撃を受け、2月末からわずか1ケ月ほどの漁期を前にたくさんの漁協が今年の漁を中止したことが先日報道されました。
親せきも良いいかなごが手に入らず、今年はもうやめようか・・・とあきらめかけていたそうです。
神戸の主婦は、毎年漁場が開く直前の2月半ばまでに材料を揃え、漁の解禁を待ちます。
神戸っ子にとっては春を告げる家庭(おふくろ)の味。
鮮度の良いいかなごを手に入れて、秘伝の味をプラスして、いかにおいしく上手に仕上げるかが、腕の見せ所。
いかなごのくぎ煮を炊いて、春を迎えるのがひとつの行事のようなものだそうです。
親せきは、釘煮暦20年以上のベテラン主婦。
今年は超貴重ないかなごの釘煮。
秘伝のレシピも添えて教えてくれました。
次回、作り方を紹介しますが、その前に材料をお知らせしておきます。(HANAよりDANGO)
【くぎ煮の材料】
・いかなご1キロ
・中ザラ糖200g・・・黄色い大き目の粒々の砂糖
・濃口醤油200cc
・みりん100cc
・酒100cc
・山椒の醤油煮大さじ1ぱい(好みで加減)
・レモン1個
※親せき宅では自家製の『梅シロップ』(梅を氷砂糖で浸けたもの)約60cc入れるそうです。
まさにオリジナル、秘伝の味(v'ー^)v☆
ただし、その場合は、みりん、お酒、梅シロップ(約60ccずつ)の総量が1カップになるよう、それぞれの量を調整。
お酒が多いと柔らかめに仕上がるそうです。
レモンも丸ごと1個使います。
※各家庭によって、生姜を入れたり、くるみの実を加えたりと、実にさまざまなレシピがあります。
※山椒の醤油煮はスーパーや百貨店に既製品が売られていますが、親せき宅では自家製使用。(写真は百貨店で購入したもの)
次回、作り方&オイシク作るコツをご紹介します(`o^v)
【写真(HANADANGOが大阪で揃えてみました)】
いかなご1キロ1,480円(地元では1000円前後。今年は品薄で高値)
中ザラ糖1袋(1キロ入り)250円
山椒の醤油煮 1パック(50グラム入り)500円
★いずれも大阪市内の百貨店で購入
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