いつもは横目で通り過ぎる高級果物店。
ぶどうや桃などが並ぶ中で、ひと際、目を引いたのが淡い紫色のあけび。
あけび科あけび属。
「木通」、「通草」とも書きます。8月下旬から10月下旬頃が旬。
つる性の落葉果樹で、日本各地の山野に広く自生し、葉が5枚つく五葉(ごよう)あけびと、葉が3枚の三葉(みつば)あけびがあります。
和名が植物の学名として用いられており、アケビ属の学名はAkebia。
子どもが小さかった頃、よく家族で山歩きをしました。
ハイキングコースの途中で、ツルを目印にあけびの実を見つけると、みんなで一生懸命採って食べたのを想い出します♪
種子のまわりの白いわた(果肉)の部分が甘くておいしいのは知られていますが、厚い皮も貴重な可食部(⌒o⌒)v
皮は、生ではゴーヤーに似た独特の苦味がありますが、揚げたり炒めたりするとおししく食べることができます。
特に、お味噌と相性がよく、豚汁に入れたり、味噌で炒めたり、茹でてから味噌和えにしても (*^ー゜)v
種子やわたを取り除いて器にし、ひき肉やきのこ類を詰めた蒸し焼き料理もありますね。
丈夫なツルは籠などの工芸品に利用されたりします。
茎は木通(もくつう)、種は木通子(もくつうし)と呼ばれ、漢方生薬(利尿、通経など)として利用されるなど、意外に用途の広い秋の果実です。(HANADANGO)
あけび(山形県産) 1個 700円(果実専門店にて購入)
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