地中海沿岸原産。
セリ科オランダゼリ属のパセリ。
オランダ芹とも。
日本には18世紀の終わり頃、ヨーロッパから伝わった香味野菜♪
一年中手に入りますが、早春から初夏にかけてが旬。
特に春先の出始めのパセリは、香りも食感もよく、一番オイシイと言われています(^-^)w
葉を食用とする葉パセリと、根を食用とする根パセリとに分けられますが、国内で出回っているのは葉パセリ。
まるで白い人参!と形容される根パセリは、残念ながら日本では馴染みがなく、ほとんど出回っていないようですね。
葉パセリには、葉がちぢれている縮葉種と、葉が平たい平葉種があり、一般にパセリとして出回っているのは縮葉種。
主にモスカールドパセリで、日本やアメリカでよく出回っています。
イタリアンパセリやパースレなどの平葉種は縮葉種よりも食感がやわらかく、ヨーロッパでは一般的な品種のようです。
気になる栄養面はどうでしょう?
可食部100g中、
カリウム・・・1,000mg
カルシウム・・・290mg
ビタミンC・・・120mg。
(ホウレン草はカリウム・・・690mg、カルシウム・・・49mg、ビタミンC・・・35mg)
こんなに栄養価が高いにもかかわらず、食用としてよりも添え物や彩りとして使われることの多いのが現状。
生のパセリをそのまま食べるのが苦手なら、炒めたり、揚げたりしてどうぞ♪
また、細かく刻んでフライや天ぷらなど揚げ物の衣に混ぜ込めば、食べやすく、彩りも栄養もバッチリ(v'ー^)v☆
バターに混ぜ込み、フランスパンにつけても♪
先々週、このコーナーでご紹介したカポナータの付け合せで使ったのはイタリアンパセリ。
風味が良く、見た目もお洒落なイタリアンパセリはおもてなし料理にもピッタリ♪(HANAよりDANGO)
写真上・・・一般に出回っている縮葉種のパセリ(モスカールドパセリ)
写真下・・・平葉種のイタリアンパセリ