百貨店の食料品売り場でキノコか山芋か!?
と思って手に取ったのは・・・洋わさび。
別名、西洋山葵(せいようわさび)、わさび大根、陸(おか)わさび。
またフランス語で、レホール(raifort)という商品名でも出回っています♪
北海道では野生化した洋わさびがアイヌワサビと呼ばれています。
英名(horseradish)の直訳でうまわさび、とも (v^ー゜)
ヨーロッパ南東部原産。アブラナ科の多年草。
日本には明治時代に伝わりました。
一般的にわさびとして流通しているのは、日本原産のわさび。
洋わさびと区別して本わさびと呼ばれます。
本わさびは薄緑色ですが、洋わさびは皮が薄茶色で、中は白。
主にキレイな清流で自生する本わさびに対して、洋わさびは畑で栽培されます。
売り場で聞いたところ、使う分だけ切って皮をむき、すりおろしてステーキなど肉料理に添えるのが一般的な食べ方とか。
魚料理やハム・ソーセージ類に添えても。
イギリスではローストビーフの薬味になるそうです。
香りは本わさびに似ていますが、辛さは本わさびほどきつくないので、
店員さんは、すりおろした洋わさびにしょう油をまぶし、白いご飯に乗せながら食べるのが好物とか。
魚料理や肉料理にかけるソースに混ぜたり、マヨネーズやドレッシングに混ぜこむなど
色んな食べ方があるようです。
日本では乾燥粉末にされ、着色されて、粉わさびや練りわさびの原料に。
涼しい気候の長野県や北海道が主な産地として知られています。
早くも夏バテしそうなこの時季、食欲を増進させてくれるわさびをおかずにちょっと
添えるといいですね♪
※写真(上)・・・左が本わさび、右が洋わさび
※断面写真(下)・・・左が本わさび、右が洋わさび
☆豆知識☆
唐辛子に含まれる辛味成分はカプサイシン。
本わさびや洋わさびに含まれるシニグリンは、カプサイシンのような辛味成分ではなく、辛味のもとになる成分。
すりおろすことで、わさびに含まれる酵素がシニグリンと反応して初めて、
「アリルからし油」という辛味成分が生まれます (HANAよりDANGO)
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