ユリ科ネギ属。中国原産のニラ。
古事記や日本書紀には「美良(みら)」として載っている歴史の古い野菜。
美良はオイシイの意。
音が変化して「みら」→「ニラ」と呼ばれるように(o^-')b
一般にニラとして出回っているのは、葉の幅が広く、食感がやわらかいのが特徴の大葉ニラ。
葉ニラ、青ニラと呼ばれています。
一つの株から何度も収穫できるので、一年中安定して出回っていますが、
1月から2月頃の出始めのものが一番葉肉が厚く、やわらかくてオイシイと言われています。
他に、葉ニラに陽を当てないように栽培した黄ニラ、
花茎と蕾(つぼみ)を食用にする花ニラがあります。
黄ニラはニラ独特の臭いが少なく、マイルドな香りで、まろやかな味と甘み、柔らかさが特徴。
別名ニラモヤシ、コガネニラとも♪
6月から8月頃のものが一番香りがよく、柔らかいと言われます。
一般家庭には馴染みがほとんどありませんが、料亭や中華料理店などでは人気の食材(`-^*)ー☆
花ニラは蕾が花を咲かせない内に収穫したもの。
食用花ニラとも。
日本では主にテンダーボールと言う品種が栽培されています。
旬は3月から4月頃。
八百屋さんいわく、
「4月いっぱいは入荷します。柔らかくてオイシイですよ♪」
葉ニラも黄ニラも花ニラも、肉類と炒めたり、餃子やスープの具などに。
さっとゆでて、マヨネーズや味噌、ごまダレなどで和えても。
いずれも、加熱し過ぎず、強火でさっと、一気に!
が、ニラをオイシク食べるための調理のコツ♪
※写真上・・・比較写真(左から葉ニラ(一般的なニラ)、黄ニラ、花ニラ)
黄ニラは葉先がいたみやすいのか?どの店でも葉先がカットされたものしか手に入りませんでした。
※写真下・・・食用花ニラ
☆豆知識☆
花ニラは花ニラでも、イフェイオンと呼ばれる花ニラは食用花ニラとは別のもの。
南アメリカ原産。ユリ科ハナニラ属。
葉にニラに似た香りがあるところから花ニラと呼ばれますが、あくまでも園芸用で、食用にはならないもの(`o^v) (HANAよりDANGO)
京都市の疏水端に今の季節(3~4月)満開です。第一軍道橋下を見てくださればよく解ります。
投稿情報: boss | 2012/04/22 01:19