最近、新聞に「高級魚サワラ北上~温暖化で?青森大漁」と言う見出しの記事がトップページに載っていました。
南方系で暖かい海を好むサワラが、青森県でここ10年ほど大量に水揚げされているのだとか(*゜с゜*)
温暖化の影響らしいですが、”魚へんに春”の旬?の魚のことを聞きに、いつもの黒門市場・魚善商店さんにおジャマしました(`-^*)ー☆
HANADANGO え~と、サワラってどんな魚?
(いつもの)お兄ちゃんいわく。。。
一年中食べられるけど、「魚へんに春」って書くんやから、やっぱり春の魚なんやろうね。
でも秋にも獲れるから、秋から冬にかけてもおいしいんですよ。(鍋物に入れるとオイシイですよ!)
***************
へぇー!秋から冬も旬なのかぁ・・・で、調べました。
秋から冬にかけて、水深の深いところにいるサワラは、脂がのっていて特においしく、実はこの季節が本当の旬だそうです。
春、つまり今頃の季節になると産卵のため沿岸に近寄ってくるので、『春を告げる魚』とか『春の使者』と言われているのだとか(瀬戸内地方など)。
関東は寒鰆(かんさわら)を、関西は春鰆(はるさわら)を好むと言われているそうです。
***************
春は塩焼きが多いですけど、鮮度がよければお造りがオイシイですよ。
でも、残念ながら岡山とかの漁師町でもなければ、なかなかサワラをお造りで食べられません。
(HANADANGO)そういえば、酢でしめたものはよく見かけるけど。。。
サゴシってよく見かけるでしょう。サゴシが大きくなったらサワラなんですよ!
(お店の人に「・・・だよなっ!」と同意を求めるお兄ちゃん。)
HANADANGO ところで、塩焼き以外の食べ方は?お弁当なんかによく入ってるのは照り焼き?
あれは、照り焼きって言うより、しょうゆベースのダシに漬け込んでから焼いてあるものですね。
たしかJRの駅弁で、カレー粉にまぶして焼いてあるのもありますね。
京料理では木の芽をすったものをしょう油、酒、みりんに入れてサワラを漬け込んで焼く「木の芽焼き」なんてお洒落な焼き方もあります。
★その他に、京都の白ミソに漬けて焼く西京(さいきょう)焼き、照り焼き、ムニエル、フライなど、色んな食べ方があるようです。
そんなやりとりの間もお客さんは途切れることなく、次々に商品が売れて行きます。
なじみのお客さんは通りすがりに、ちゃっかり「これ取っておいてね!と言い残して買い物に行きます。
「後で買おうと思ったらなくなってるからねぇ!」
こんなやりとりが聞けるのも市場での面白さのひとつ(゜▽≦)/
主に冬場の鍋物シーズンがメインの魚善さんですが、これから夏にかけて、ハモやスズキもやっていくそうです。
どんな魚も本当にキレイな焼き色!
今夜の一品は焼き魚にレモンでも添えていかがですか(o^∀≦o)~☆
見た目以上に脂が乗っていておいしかったですよ ★★★★+
この日の品揃えは
さんまの塩焼き一盛り(二尾)350円
サワラの塩焼き一盛り500円
鯛のアラ煮一盛り500円
★魚善商店 (大阪市中央区日本橋2丁目3-2 黒門市場)
06-6633-8093
06-6773-8232(夜間)
日曜・祝日は定休日