ユリ科ネギ属、中国原産のらっきょう。
タマネギと同じく、地下の鱗茎(りん)茎が食用とされます。
本土のらっきょうが5月頃いっせいに市場に出始めるよりも少し前、
3月から4月頃に出回る小ぶりのらっきょうは、沖縄特産の島らっきょう。
沖縄では「ダッチョウ」とも♪
本土のらっきょうに比べて、細長い形。
食をそそる強い香りと、さわやかな辛味が特徴。
辛味とともに口の中に広がる独特のウマミはクセになる味わい(^_^)v
本土のらっきょうはカレーの薬味として使われる程度ですが、島らっきょうは、朝漬けや天ぷら、チャンプルー、バター炒め、キムチ和えなど家庭料理に頻繁に登場し、沖縄の人に欠かすことの出来ない野菜。
新鮮な島らっきょうが手に入ったので、豆腐や豚肉とチャンプルーにしてみました。
卵や胡麻油は使わず、仕上げもポン酢で、あっさりと仕上げてみました(v'ー^)v☆
ゴーヤチャンプルー、麩(ふ)チャンプルー、素麺チャンプルー・・・などなど、
沖縄料理でよくいうチャンプルーとは、沖縄の言葉で「ごちゃ混ぜ」とか「混ぜこぜ」の意。
「ちゃんぽん」と意味は同じ♪
【材料】
島らっきょう
豆腐(もし手に入れば島豆腐)・・・しっかり水切りし、手で適当な大きさにちぎっておく
豚肉こまぎれ(バラ肉でも)
えのきだけ・・・3等分くらいの長さに切っておく
中華だしのもと
塩・コショウ・しょう油
柚子コショウ粉末(一味唐辛子でも)
かつおぶし(沖縄料理は、かつおだしです!)
ポン酢
【作り方】
1.島らっきょうの根を切り、薄皮をむいて洗う
2.1の白い茎の部分を縦半分に切り、青い部分はみじん切りにし、粗塩をして20分ほど置く
3.2がしんなりしたら、軽く水気を切る
4.フライパンを強火で熱し、油を入れて豚肉を炒め、中華だしで味をつける
5.4に豆腐を加え、しっかりと焼き目をつけたら別の皿によけておく
6.同じフライパンで、島らっきょうの白い茎とエノキだけを強火でさっと炒め、豚肉と豆腐、最後に島らっきょうの青い部分を加え、塩・コショウ・しょう油少々で味を整える
7.6を器に盛り、柚子コショウをかけ、カツオ節をトッピング、食べる直前にポン酢をかけてどうぞ♪
沖縄料理の食材店では、店頭で時々塩漬けしたものを売っている店もありますが、
しんなりし過ぎてシャキシャキ感がなくなっていたりするので、面倒でも泥つきのまま買って、家で下ごしらえした方がオイシクいただけます。
少しずつ暖かくなり始めた季節。
ビールのお供におススメの一品(*^-゜)v(HANAよりDANGO)