ラジオのトーク番組で耳にしたプリザーブドレモン。
レシピだけあわてて書き留めていました。ネットで調べても、いろいろ違うやり方が書かれていました。大きな本屋さんに行っても参考になる資料は一冊もなし。。。
共通していたのは、レモンの塩漬けであること。
北アフリカ、モロッコの家庭料理で使われる保存食だということ。
モロッコの主食であるタジンやクスクスは日本でも知られていますが、料理に風味を与えるため、家庭に常備されているのがプリザーブドレモンだそうです。日本のお漬け物に当たるオリーブ漬のお店でも売られているそうですよ。(写真は漬け込み直後)
薄~くスライスして、カレーや魚のフライ、焼き魚などの付け合せに。
肉の煮込み料理の隠し味、ソースやタレの風味付けに・・・
プリザーブドレモンがあれば、私たちの家庭料理でも色んな使い方ができそうです(v゜▽^)
平凡な料理だったのが結構本場の味になるのだとか(*^-゜)v
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プリザーブドレモン作りには、レモンと粗塩、ふた付きの保存容器を用意すればOK!
皮ごと使うので、レモンはできるだけ無農薬に近いもの、粗塩もミネラルたっぷりの良い塩を使いたいですね。
和歌山の観音山フルーツガーデンさんから取り寄せた観音山レモンを使って挑戦してみました(`-^*)ー☆
隙間を埋めるため、レシピにない分量の粗塩を適量加えたりしましたが、何とかやってみて、2週間ほど漬け込みました。
・・・意外(?)なことに完成(笑)!
塩&レモン味の調味料と思っていましたが、レモンの皮の苦味が香辛料っぽいので、肉や魚料理はもちろん、サラダやデザートなど意外にたくさんのメニューに使えることがわかりました。(余分な塩をふき取ったり、洗い落としてから使う。)
全般に後味がスッキリした感じで、しばらく余韻が続くので、蒸し暑い日のメニューに合うんじゃないでしょうか。
粗塩水さえ冷ましておけば、10分もあればできますので、一度チャレンジしてみてはいかがですか?
【HANADANGOのプリザーブドレモンの作り方】
◆材料
レモン・・・6個
粗塩の水・・・粗塩1カップ200g+水2.5カップ
レモン汁・・・120ml(上の6個とは別)
粗塩・・・たっぷり適量(レモンのすき間を埋める)
◆作り方
①粗塩の水を作る。粗塩と水を沸騰させて塩を溶かし、冷ましておく。
②レモンのヘタを取り、十文字に切れ込みを入れ密閉できるフタ付きのビンに入れる。(容器に丸ごと入らないレモンは、半分に切ったりして無理矢理詰め込みました)
③②に①とレモン汁120mlを入れレモンを漬け込む
④レモンのすき間に粗塩をたっぷりまぶすように入れる
次回はプリザーブドレモンを使ったデミグラスソースを紹介します!
◆注意など
夏場は冷蔵庫で、冬場は冷暗所で保存。全部のレモンが平等に漬かるように、時々ひっくり返したりしてました。
2週間ぐらいから食べられるが、一ヶ月くらいからがおいしい(そうです)。
保存中に白い膜が張ったら取り除きながら保存。
数ヶ月から一年近くもつそうです。青カビさえ生えてこない限り大丈夫だそうです。現在我が家のものは1ケ月漬け込み。
※塩とレモンを交互に入れ水を全く使わないやり方など、他にもいろんなレシピがあります。