ほうき草(ほうき木)の実。秋田県は比内(ひない)の特産品で、見た目から「畑のキャビア」とも言われています。
最近、百貨店のほか、一部スーパーでも見かけるようになりました。
東北に親戚がいるHANADANGO宅では、たまぁ~に食卓に上っていました。10年前は瓶入りの希少品で、東北みやげにもらったり買って帰ったものをチビチビ食べていました。
とんぶりのツブツブをしょう油とおダシで味付けして、あったかごはんに載せて食べるのが定番。プチプチ!プリプリ!ッとした食感が特徴で、まったくクセがなく淡白。でも、なぜか食が進むという代物 (`o^v)
比内でほうき草は、その名の通り、「ほおき」の材料として栽培されていましたが、その実が「とんぶり」として商品化されるようになったのは昭和50年頃から。
ほうき草の実を脱穀して水洗いし外皮を取り除いて、茹でて「とんぶり」にするのですが、その作業がものすごく大変で、人手に頼っていた時代は比内の農家でしか食べることができない貴重な食べ物だったそうです。
機械で皮を取り除き、たくさん生産できるようになるにつれ、今では一年中、遠く離れた関西でも食卓に上るようになった次第。
ほうきになるくらいですから、ほうき草にはたくさんの小枝があり、そこに実がつきます。実がなるのは9月から10月頃。「ジャパニーズキャビア」「畑の数の子」といろいろな名称が付けられています。
調べてみますと、日本には千年以上昔に中国から薬用植物として伝わり、強壮・利尿効果の漢方薬としても使われるそうです。
食品成分表をみますと、見かけによらずカロテンが多く緑黄色野菜に分類されます。(茹で、βカロテン当量800μg/100g)
とんぶりをかけるだけで、ごはんやおかずが抗酸化メニューにもなりますね。
とんぶり
80グラムパック入り 188円~198円
※近所の百貨店で購入。たまに100円位で特売されている時もあります。
種は見たことないですね~。
農家では、たぶん、箒にするときに払われたものを回収して、メーカーに渡しているんでしょうね。
比内(ひない)の役場や農協に聞かれてはいかがでしょうか?
ただ、これまでの経験で言いますと、そういうところは頼りないことが多いので、『道の駅』のようなところで聞いた方が、直接、農家を教えてくださることがあります。
投稿情報: ZELo | 2012/10/24 16:20
トンブリの種は手に入りますか?
投稿情報: あぐり | 2012/10/23 21:58