梅干は長期に熟成させている間に発酵するので栄養素が増しています。
漬物も梅干も発酵食品。
普段から発酵食品を食べて、ある程度、微生物パワーを摂取することも必要ではないでしょうか。
塩分は病気の元と言われますが、
梅干は、必要以上の塩分は結晶にして外に出してしまうので、塩そのものを入れるより、梅干を入れる方が塩分の摂取が少なくてすみます。
例えば魚にすり潰した梅干を塗ってから焼くと、塩はあまり使わなくても十分おいしく食べられます。
また、みそ汁の中に梅干を少しの間漬けておくと、隠し味にもなり、味噌を使う量も少なくてすみます。
塩であれば塩がそのまま料理に入りますが、梅干を使うと、酸味で味がしっかりついているように感じるので、塩を使いすぎなくてすみます。
そこで、梅を使った調味料をいくつかご紹介します。
★梅しょう油
【材料】梅干中玉10ヶ、しょう油1/2カップ
【作り方】種をはずし、包丁で細かくたたき、しょう油とよくあえる
.梅の香りと梅の塩味がしょう油に入るため、少し濃い味になります。
普通のしょう油よりも少し少なめにかけて使って下さい。
また、梅しょう油は和え物などの料理にも調味料としても使えます。
普通のしょう油と同じように、しょう油代わりに使ってください。
使い終わったダシ昆布を乾燥させ、細かく刻んで梅しょう油に混ぜ込んでおくとさらにまろやかな味になって重宝します。
★梅ドレッシング
【材料】梅肉;梅干小1+1/2個分(梅干の種をとり、細かくたたき、好みでみりんを入れて味の調整) 、塩小1、こしょう少々、砂糖少々、酢大5、サラダ油1/2カップ
★梅ドレッシング中華風
【材料】梅肉大1個分、ショウガのみじん切り10g、ニンニクのみじん切り10g、タカのつめのみじん切り1本分、しょう油1/2カップ、ごま油大1
(お話;市文字屋與三郎・森本千恵美社長、 文;HANADANGO)