蕗(ふき)って、女性には人気。
あの、何とも言えず独特の風味とやや苦味、おいしいですよね(殿方にはあまり人気がなさそうですが・・・)
そこで、本日は蕗について。
フキとフキノトウ。
同じものか? 違うものか? ご存知ですか?
実は同じ植物です。
フキノトウは早春のフキの花の蕾(つぼみ)のこと。
で、成長すると、あの大きな葉っぱのフキになります。
キク科フキ属の多年草。
全国の山野に自生している日本原産の野菜。
日本原産の野菜というのは、ほんの少ししかありません。
フキノトウは、春の代表的な山菜としてよく知られており、葉と葉柄、蕾(つぼみ)が食用にされます。
残念ながら写真はありませんが、早春の雪が残るうちに黄色い花が咲くことから、冬黄(ふゆき)と呼ばれたのが名前の由来だそうです。
近年、フキノトウは11月頃からハウスものが出回り始めますが、本来の旬は2月から3月にかけて。
大きな葉っぱ、長~い茎のフキの方は4月半ばから6月にかけてが旬です。
蕾の季節の終わる頃から茎と葉が旬を迎えるわけですね。
ところで、「トウがたつ」っていう言い方がありますね。
「トウ」とは花茎、花軸の意で、野菜などの花茎が伸びすぎると固くなり、食べられなくなることから、野菜の食べ頃を逃してしまうこと、転じて、人が盛りを過ぎたことを表現するようになりました。
野菜は未成熟なうちが食べごろ、果物は成熟したものが食べごろが基本なんですネ。(HANADANGO)