米、麦と並んで世界の三大穀物の一つと言われるトウモロコシ。
大阪・黒門なべじ本店で見かけたのは新潟産の「ゴールドラッシュ」。
トウモロコシは毎年6月頃から出回り始めますが、
9月に入ってからもあちこちの店先で見かけます(⌒o⌒)v
色んな品種がありますが、30から40年前に比べると、どの品種もかなり甘くなってきているようですね。
それだけ消費者が甘いトウモロコシを求めるようになったのでしょう。
一昔前までは、生産者側がもうけになるものが作られていましたが、最近では、消費者が喜ぶものが作られる傾向にあるそう。
糖度が同じくらいのものでも、甘みの質は品種によって微妙に違いがあり、一般的にバイカラーのものはモノカラーより、コクとウマミがあると言われています。
近頃は、甘さ、大きさ、重さの三拍子が揃ったトウモロコシが一番人気。
「ゴールドラッシュ」はその三拍子を備えているトウモロコシとして人気があるようです。
完熟ではなく、未熟果を収穫するトウモロコシのオイシサのポイントは、収穫のタイミング。ゴールドラッシュはタネをまいてから83日から84日と言われています。品種によって採り頃が緻密に決まっています。
一方、品質の劣化も激しいので、採れたて!を食べるのもオイシサのポイント。
「これおいしいよ」(トウモロコシご飯)のコーナーでも触れましたが、丸ごと調理する際は、内皮一枚つけたまま蒸すとオイシサが長持ちします。
トウモロコシに限らず、「皮はオイシサを保つ最後の砦(とりで)」と言われる所以(所以)ですね。
トウモロコシが旬のうちに、いろいろな品種の食べ比べもいいですね(`o^v)
※トウモロコシ(前回)は旬の食材8月15日号。バイカラー・モノカラーの説明もあります。